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三川地蔵祭り

訪問日:2008年8月24日(日)

場所: 由仁町三川駅前広場

JR室蘭本線と国道274号線が交差する三川地区。三川の名は,明治28年,三河国からの団体入植者により拓かれたことに由来する。由仁工業団地が立地していることから,農村集落としては比較的大きな市街地を有している。毎年,地蔵盆の8月24日に地蔵祭りが開催され,南空知地区最後の盆踊りが盛大に行われる。

 

地蔵祭りの縁起となっている「お別れ地蔵」は,市街地から1キロメートルほど南にある,三川墓地の入口に安置されている。もともとは開拓時代の物故者の供養のために,昭和2年に住民たちが集まって市街地の外れに地蔵堂を建立したもので,葬送の際には,地蔵堂で会葬者と別れて棺が馬車で墓地に向かったことから,「お別れ地蔵」と呼ばれるようになった。その後,地蔵堂は道路の拡幅や工場進出などにより場所を転々としたが,昭和45年頃,現在地に安置された。

建立当初から発起人により僧侶を招いて地蔵祭りが行われていたが,地蔵の現在地への移転とともに,三川地区の商工会が祭りを維持していくことになり,現在は三川地蔵祭り実行委員会が祭りの担い手となっている。

祭りは13時30分に開会し,鼓笛隊の演奏の後,各種ゲームが行われた。

 

15時から子供会対抗地蔵さんドッチビー,16時から自治区対抗地蔵さんドッチビー。

地蔵さんドッチビーとは,円盤を投げて,地蔵の形にくりぬかれた穴を通過した回数で点数を競うもの。私もどこかの自治区から人数集めのために強引にかり出されて参加してみたが,なかなか難しいものだった。

18時30分からは「お楽しみマキマキ!」。年齢別にローブで区画され,櫓の上からお菓子が撒かれた。

18:50〜 子供盆踊り

雨が降り出しそうだったため,予定より早く,18時35分頃から子供盆踊りが始まった。曲は持田ヨシ子盤の子供盆おどり唄の前奏・後奏をカットし,エンドレスに編集されたものが使用されていた。太鼓は由仁馬追子ども太鼓が担当しており,なかなか切れのあるばち裁きだった。輪の中に大人は少なく,浴衣を来た女の子が多かったが,かなりきれいな踊りを見ることができた。

子供盆踊り動画(MP4,9.2MB)

雨のため,およそ15分で終了。子供たちはその場にしゃがんで,お土産のポテトチップスを受け取っていた。お土産は踊っていない子供たちにも当たっていた。

「ちょこっと花火大会」も予定を前倒しして行われた。

20:00〜 大人仮装盆踊り

大人盆踊りも予定を1時間近く繰り上げて,19時04分から始まった。踊り手の準備が整っておらず,しばらくは輪が寂しかったが,徐々に仮装踊りの参加者が集まってきた。南空知最後の盆踊りということで,この夏もいくつもの盆踊りに参加してきたであろう,歴戦の踊り手たちが手の凝った仮装で登場していた。

北海盆唄はテープ演奏で,この年の鷹栖町北成地区・北斗地区盆踊りと同じテープが使用されていた。太鼓は馬追太鼓保存会だったが,いまいちテープとテンポが合っていなかった。

大人盆踊り動画(MP4,3.5MB)

神輿會・神奈備の萬灯みこしはプログラムの時間通り,19時50分頃,会場に到着した。

仮装の審査は20時から始まった。優勝はほしのゆめ100キロ,ユンニの湯ペア宿泊券,発泡酒10ケース,由仁名産マンモスイカと豪華。

列車の時間が来たので20時33分,会場をあとにしたが,踊りはまだ続いていた。