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7. ぼっこてぶくろ

 

神社は昨年の秋,会田さんたちが手を入れたという。元ニニウ住民からなるニニウ会が昨秋久々に開かれたとき,会田さんが声をかけて,元住民数名で祠の修繕を行ったそうだ。土台の入れ替えと,筋違追加,屋根のペンキ塗りがされていた。ペンキを塗り替えたおかげで,雪もほとんど積もらなかったようである。

ニニウ神社について,どうするのがよいのか,昨年の鬼峠フォーラムで熱い議論が交わされた。小さな祠なので,修繕するのはそれほど難しいことではないと思われたが,それを我々がすべきなのか。いや,むしろ自然に還ることにこそ価値があるとか,いやいやそんな簡単な話ではないとか,結局結論は出ないまま,今年を迎えた。

そういう議論をしているとき,ニニウに住んでいた人たちの手により,神社が修繕されるという最も自然な形が,失礼ながらまったく頭の中にはなかったのである。

「いちばんいい形になりましたね」と,1年前議論を交わしたメンバー同志,深くうなずき合ったのである。本当に良かった。

 

雪下ろしをするほどの雪は積もっていなかったが,交代で祠の周りの雪を取り除いた。

一同参拝。

続いて,最終プログラムの雪上奉納相撲に移る。まずは,雪を踏み固めて土俵を作る。

立派な土俵ができた。

男性の部は6名出場。じゃんけんで組み合わせを決める。

1回戦。

 

3人が勝ち残り,巴戦による優勝決定戦。

細谷隊長が2連勝し,横綱を奪還した。

今年の女性の部は,おめでたいことが重なったこともあり,休止となった。

15時14分,バスでニニウを発った。途中,赤岩に立ち寄った。

鬼峠の後を継いで,ニニウ〜占冠の交通を担った赤岩橋だが,昨秋に解体された。竣工は1959(昭和34)年,2007年(平成19)年4月に新赤岩橋の開通で役目を終えた。

今日歩いた初代鬼峠の時代が約20年,2代目鬼峠の時代が約30年,そしてこの赤岩橋の時代が約50年。時代とともに道も変わるものだと感慨深かった。

さて,新しい赤岩橋の時代は何年続くだろうか。意外と早く次の時代が来るのではないかという話もある。

15時45分,道の駅にて解散。

解散後,何人かは地域カフェ「ぼっこてぶくろ」に向かった。

「ぼっこてぶくろ」は昨年11月3日にオープンした。

約1年前から村民有志により,準備が開始され,オープンまでには様々な困難があったと聞いたが,オープン後は憩いの場や打合せスペースとして,また様々なイベントにも利用されている。

写真左から2人目が,運営主体の代表者岡崎さん。左が内部の造作を担当された木工作家の川邉さん。富良野近辺で著名なカフェやパン屋さんの改修を手がけられた方である。

内装は古材を活用している。

スタジオ。ここから,インターネットの中継も行われている。

コーヒーは,富良野のすぎやま珈琲の豆を使っているとのこと。

先月は,「村の中は美術館」と題して,ぼっこてぶくろを拠点に,富良野市のイマイカツミサンの展覧会が開かれた。

来月4月20日には,スローフードしむかっぷが立ち上がることになっている。スローフードジャパン公認の支部として,しむかっぷ単独のコンヴィヴィウムが立ち上がるとはすごいことだ。

占冠17時59分発の帯広行きに乗り,新得経由で旭川に戻った。


8. 「金山」と「鬼」峠越えの意味