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ニニウ自然の国

 ニニウ地区は面積80haほどの山間の小盆地である。占冠村では廃校・集落を再び新生活用するために,ニニウ地区の有する自然環境を壊さず,その潜在的資質を引き出すべく,整備を行ってきた。新入小学校廃校の翌年昭和51年より,廃校を林間学校として開放した。さらに旧国鉄の「占冠自然の村」として指定を受け大自然のもと,多くのこともたちに貴重な体験を与えた。
 「ニニウ自然の国」は昭和58年以降,日本自転車道路協会の事業によるサイクリングターミナル建設,及び新農業構造改善事業の導入により建設がはじまった。

●ニニウ自然の国マスタープラン

計画では次の6房群を構想し,地区のゾーニングが行われている。

6房群 説明 細分類 現況(私が現地で確認したもの)
交房群 中心施設ゾーン A-1 全体中心施設群 サイクリングターミナル
A-2 野営中核施設群 管理棟,バンガロー
工房群 製作ゾーン B-1 工芸工房群 廃校,旧教員住宅は保存。近年は未利用
B-2 食品工房群 なし
B-3 工房市場 なし
考房群 観察ゾーン C-1 思索の丘 ニニウ山。遊歩道あり。
耕房群 農業ゾーン D-1 園芸・小果樹 体験農園,廃屋残存
D-2 蔬菜・山菜 廃屋残存,耕作継続
D-3 酪農・畜産 旧牧草地。98年より植樹開始,展望の丘に
行房群 野外活動ゾーン E-1 サイクルスポーツ 旧耕作地。94年に2.5kmのサイクリングロード開設
E-2 フィールドスポーツ キャンプ場,炊事場
E-3 プレイファーム 旧耕作地(水田)。未利用
E-4 林間探索 ニニウ山,ニニウ沼,遊歩道(3.4km)
香房群 香ゾーン F-1 ハーブモデルガーデン 追加されたゾーン。ハーブ園,フラワー園

その他,多目的運動広場(テニスコート2面,芝生広場)がある

●観光客入込み数

 近年はとにかく利用が停滞している。観光客入込み数はトマムの1/100程度である。占冠村ではトマムとニニウを性格の異なる2大観光地と位置付けているが,1998年のアルファ・コーポレーションの倒産,さらにニニウ自然の国の高速道路建設と,占冠村の観光地は苦しい状況に直面している。

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