北海観光節小さな旅行記ラベンダーイーストと裏富良野

あぜ道より道

富良野スイーツ・トアルージュ

 

ラベンダーイーストの開園にあわせて富良野スイーツ「トアルージュ」という店ができていた。明日6/22プレオープンとのこと。

あぜ道より道

その隣には,ファームレストラン「あぜ道より道」がある。周辺の農家の奥様方が集まって作ったレストランで,最近の「スロウ」ブームに乗って雑誌やテレビで紹介され,大変な人気を呼んでいる。

  

店内は1階と2階があり,ラベンダーイーストに人影は少なかったにもかかわらず,こちらは賑わっていた。

メニューは土地の野菜をふんだんに使ったカレーやポトフがメイン。今日頼んだのはナンカレー900円。

つい最近まで,富良野は野菜がおいしいですよ,と言っても,実際に地元の野菜を食べられるレストランがなかったのだが,こういう人に紹介できる店ができたのは嬉しいことだ。

ラベンダーイーストは富良野線のラベンダー畑駅と西中駅からほぼ同じ距離にある。ノロッコ号は西中駅に停まらないし,普通列車はラベンダー畑駅に停まらないので乗る列車によって駅を選ぶとよいだろう。

西中へはさらに1本北の北17号道路をオリカリゾートに向かって進んだ。

万華の湯

列車の発車時刻までややしばらく時間があったので,温泉に入っておいた。一見,健康ランドのようだが,もともとは地元の人たちに無料開放していた温泉だけあって,かけ流しではないものの泉質はよく,いかにも温泉らしい濁り湯である。入浴料は980円と日帰り入浴施設にしては高いが,これでタオルが付いていることを思うと,けっして高くはない。

露天風呂に浸かっていると,農家の方々が作況の話をしていた。今年の富良野は遅霜があって大変な被害を受けたらしい。風呂場でこういう話を聞くと,農業がだめだといっても,なんだかんだいってここは農村なんだと感じる。

私の大学の同期でも,会社を何年か勤めてやめて,最近就農したという人が知っているだけで何人もいる。就農といってもいきなり本式の農家になるのではなく,研修から始めて,ヘルパーになったり,企業経営の農業に参画するケースが多い。

私も農業をやるのが夢だったので,彼らには大いに刺激を受けるが,大学の頃にはそんなにみんな農家をやるなんて考えてもみないことだった。それが最近,農に向かう若者が多いというのは,やはり時代がそういう方向に向かっているのだろう。

サンタのヒゲ

 

西中に最近できたソフトクリーム屋。以前ははやらない商店だったのが,今では大人気で顔はめ看板までできていた。

西中小学校。

西中14:37発→富良野14:51着 富良野線 富良野行き普通列車

西中駅から富良野行きの列車に乗る。

歩いてラベンダーイーストを訪れるとは酔狂なことに思われるかもしれないが,ファーム富田とラベンダーイーストを両方見て,食事もして,温泉にも入って,所要時間は3時間21分である。これはそんなに非現実的なプランとは言えないだろう。

なお,ラベンダーイーストへは平日なら上富良野市街から町営バスの便もあるので,片道はこれを利用して訪れるのも一興だろう。

富良野駅到着。バス乗り場とタクシー乗り場ができていた。とりあえず機能的にはなった。

 

富良野駅隣の観光案内所。富良野市内にとどまらず富良野・美瑛全域の観光情報があり,外国人にも対応した素晴らしい観光案内所なのだが,駅前ではなく駅隣にあるのがわかりづらく,気づかない観光客が多いのが惜しまれる。

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