北海観光節小さな旅行記かみふらの文学散歩と健康散歩

JRヘルシーウォーキング 上富良野ウォーク その3

道道吹上上富良野線を十勝岳に向かって進む。

歩道には同じ場所の夏の景色を撮影した写真が掲示されていた。

第2安井バス停の角で右折。

 

ヌッカクシフラヌイ川の右岸を行く吹上線と,左岸を行く翁温泉への旧道を結ぶ吹上翁橋。

 

今日のコースは比較的市街地を多く歩くが,この辺に来てようやく開放的な景観が広がった。

後藤純男美術館。ヘルシーウォーキング参加者は入館料20%引きの特典を受けられるが,入館者はあまりいないようだった。

美術館前の東4線道路を北進し,上富良野八景・和田高原どんぐりの郷の下で道道に戻る。

フラヌイ温泉では「かみふらのウォーク・ヘルシーお弁当」を600円で提供。弁当というので,駅弁のようにものが用意してあるのだと思ったら,通常の食堂のメニューと同様,注文してから作るものだった。バスの時間が迫っているのに,予想外に時間が取られてしまい,3分で無理矢理かき込んで,温泉をあとにした。

せっかくの紅葉祭りなので無料バスで十勝岳温泉にも行ってみることにした。

十勝岳温泉はすっかり雪景色だった。紅葉祭りに雪が降ることは珍しくないが,毎年9月23日に開催していたのをここ何年か紅葉の時期には早いということが続いたので,今年初めて9月最終週の土日2日間開催に変更したのである。それが裏目に出てしまった形だ。

しかし,雪が降ったといっても,かつては凌雲閣前に売店や特設ステージがあって,車は駐車場に停まり切れず,カミホロ荘の下まで路上駐車で並んだものだが,まったく寂しい限りだ。

とりあえず凌雲閣で温泉に入る。この温泉に入るのは昭和55年以来,28年ぶりになる。

露天風呂では,占冠村教育委員会のM主査とお会いした。

お話を伺うと,明日は札幌学院大の研修生が鬼峠林道を散策するので,今朝下見で鬼峠に登ってきたところだとのことで驚いた。また,今年2月に有志で越えた初代鬼峠だが,教育委員会では記録に残しておく必要があると考え,その翌週足跡を頼りに再び越えて地図にルートを落としたのだという。占冠の教員委員会もかなり熱心である。

 

温泉から出ることにはやや視界も晴れ,それなりにきれいな紅葉を見ることができたのはよかった。

安政火口に行ってから温泉に入る予定で,帰りのバスまでの時間をもてあましていたところだったので,お言葉に甘えてM主査に市街まで送っていただいた。フラヌイ温泉でまたはしご湯をしていかれるとのことで,ここで降ろしてもらい,私はまた駅まで歩き,制限時間には間に合わなかったが,いちおうヘルシーウォーキングのコースを全部歩いたということになった。

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