北海観光節小さな旅行記弟子屈逍遥

弟子屈逍遥 その4

2010年7月18日

和琴半島16:20発→コタン16:28着 屈斜路バス3便

和琴半島には遊歩道や温泉もあるので,本当は半日ぐらいのんびりとしたいところだが,今日は20分ほど滞在の滞在で折り返す。バスは屈斜路プリンスホテルまで行って折り返してきた先ほどと同じ車両である。

JR川湯温泉駅〜屈斜路プリンスホテル間はワンマン運行となっており,運転手さんが行き先を確認しに車内をまわっていたが,そのときの応対を聞くと,乗客の半分以上がアジア系外国人のようだった。

コタンのバス停で下車。

 

ここはアイヌ民俗資料館などアイヌ関係の観光施設が集まっている地区であるが,明治中期に形成された本物のアイヌ集落でもある。

 

日川民芸店。この暑い日でも火を絶やすことなく,建物を煙でいぶしていた。

「お父さんは一人旅かい?」などと妙なことを聞かれたが,なかなか感じが良く,粋な民芸品を扱っていたので,わずかに残っていたお金で茶さじを買っておいた。

コタン露天風呂。脱衣室もあって24時間入浴可能。

コタンにもうバスは来ないので,国道まで1キロメートルほど歩く。

 

途中,釧路川の源流に差し掛かった。屈斜路湖の水が勢いよく流れ出ていた。

古丹分岐17:21発→摩周温泉17:45着 阿寒バス 屈斜路線

摩周温泉と屈斜路プリンスホテルを1日2往復結んでいる定期路線バスである。

バスは札友内で国道を逸れて,ビラオスキー場の下を通って弟子屈市街へ向かう。

摩周温泉バスターミナル。

 

有人窓口は廃止されたものの,歴史ある待合室は健在だった。

ようやくセブン銀行にありつけた。これで安心して食事もできる。

 

今日,昼食を質素にしておいたのは,夜このキッチンくいしんぼうで食べるためだった。町の定食屋ではあるが,1品1品マスターの精魂がこもった料理が味わえる。ここも何年かぶりだが,厨房の様子もまったく変わっておらず懐かしい。今日はしょうが焼き定食をいただいた。

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