北海観光節小さな旅行記天塩・紋別冬のイベント巡り

天塩・紋別冬のイベント巡り その7

流氷科学センター14:32発→海洋交流館前ガリンコ乗場14:34着 北紋バス ガリヤ号

吹雪で歩けるような状態ではないので,バスでまつり会場まで戻る。

健康プールステア。こんな吹雪の中でも営業しているようである。いくら健康のためとはいえ,大量の石油を焚いて冬に温水プールを営業するのはいけないと思う。石油を使わなくて済む健康法を考えるべきだ。

ガリンコ号乗り場の海洋交流館。

 

本日は流氷帯まで到達できないため,割引料金を適用とのこと。

 

15時発の便を待つ人たち。流氷がないのでキャンセルした人も多いようだった。

海洋交流館売店。

売店向かいの一室では,「滝上町おみやげマルシェ」が開催されていた。周辺にいくつも町がある中で,滝上だけで一室を占めているのはすごい。

 

滝上は道内でも有数の,おみやげ開発に熱心な町である。シフォンケーキなどいくつか買っておいた。

 

オホーツクタワー行きの電気自動車は約10分間隔での運行。もし10分待たなければならないとすると,歩いたほうが早いので,徒歩で向かうことにした。

オホーツクタワーへは,約500メートルの防波堤を歩いて行く。

 

防波堤は「クリオネプロムナード」と名付けられ,「北海道100の道」にも選定されている。

 

順路としては,1階,2階,3階と見学した後,エレベーターで海底階に降りる。

 

1階の売店とクリオネ神社。

3階の展望ラウンジ。喫茶「流氷茶屋」が営業していた。おすすめはホタテステーキとジャガバタースープの「オホーツク流氷セット」とのこと。

防波堤を境に,外洋が荒れている様子がわかる。こんな中をガリンコ号で航海するのは大変だ。

 

海底階に降りた。窓から海の底を見ることができるのが売りのはずだが,海水が濁っている上,ガラスに藻が付き,ほとんど何も見えない。これは意図した結果だろうか。流氷まつりだというのにお客さんはほとんどいないし,何のためにつくったのかよくわからない施設である。

15時発のガリンコ号が出発していった。

まつりの会場。出店がたくさんあった。

第23回ミニ氷像コンテスト。昨日の雨でだいぶん融けてしまっている。

 

イベントはかなり多彩である。その中でも,今年は「第一回オホーツク流氷曳き人間ばん馬」が呼び物である。

一般男性の部は25チームがトーナメント式で対戦。合計体重よりも重い氷の塊を曳き,途中で玉入れを挟んでゴールする速さを競うものである。

時刻は15時15分,次に乗る予定のひがし北海道エクスプレバスの発車時刻が近づいてきた。

「エクスプレスバス」と書かれたバス停で待っていると,黒い背広を来た人が遠くから駆けてきた。バスは20分遅れで運行しているという。途中で中国人が集合時間に遅れたのと,吹雪の影響だという。バスは駐車場に停まっているので,発車時刻までに乗ってくださいとのこと。

これはむしろ好都合なので,共通券を買っておきながら,時間切れであきらめていた「とっかりセンター」を見学することにした。

オホーツクとっかりセンター・ゴマちゃんランド。

とっかりとはアザラシのアイヌ語名で,ゴマちゃんとはゴマフアザラシの愛称である。

 

共通券を買ったときにもらったコインを投入してゲートを通る。

 

流氷風の氷が浮いたプールにアザラシがたくさんいた。

 

名簿を見ると昭和生まれのアザラシが5頭いた。けっこう長生きするようだ。

1987年2月から1996年3月まで使われた初代ガリンコ号が展示されていた。就航2年目の1988年2月,家族で紋別まで来たのだが,やはり流氷がなく乗船は断念し,以来結局ガリンコ号には乗る機会を得ていない。

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