東京旅行記

2001年9月21日〜25日

今年の日本建築学会大会は9月22日(土)〜24日(月),東京大学にて行われた。この旅行記は,学会の合間を見つけて東京を観光した感想を記したものである。

東京は高校の修学旅行以来今回で7回目になる。しかし私にとって東京は通過点であり,列車の乗り換えのために寄らざるを得ないところだった。
高校の修学旅行でも東京の滞在は半日であり,観光したところは,東京タワー,アメ横,浅草ぐらいである。
札幌に住んでいた学生時代は,リトル・トーキョーと称される札幌の喧騒が嫌になっていたから,東京に着いてもすぐに逃げ出したくなった。しかし不思議なもので,釧路という静かな街に住んでいると,東京のような賑やかな街にもたまに行ってみたくなるものである。

ともかく,東京を観光するのは今回が初めてに等しい。しかし今まであまり興味がなかったものだから,どこで何を見ればいいのかさっぱりわからない。事前に東京のいとこにどこを見ればいいのか聞いてみると,「お台場ぐらいしか見るとこないよ」という。また最近は東京湾を船で移動する旅や,はとバスも人気を呼んでいるらしい。
ただ,なにぶん学会という用務があっての東京行きであり,観光はあくまでもその合間を見つけてのことだから,事前に予定を立てることはできなかった。

今回の旅行がいままでの私の旅行と違うのは,まったく予定を立てずに行動しているということである。とりあえず東京に着いてから,ガイドブックを1冊買って,聞いたことのあるところに行ってみた。
今まで私が持っていた東京のイメージに従って,きわめてまじめに東京を観光してみたつもりである。

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