卒業旅行。東北編 3月6日

名残を惜しみつつ函館本線を北上

行程

乗車区間 発着時刻 交通機関 乗車した車両
五稜郭
黒岩
611発
858着
函館本線
長万部行普通列車
5両編成,1両目,キハ40-809
黒岩
国縫
94-発
957着
函館バス
長万部行
 
国縫
北豊津
1054発
1100着
函館本線
函館行普通列車
1両編成,キハ40-809
北豊津
長万部
1120発
1137着
函館本線
長万部行普通列車
1両編成,キハ40-835
長万部
黒松内
1209発
1231着
函館本線
小樽行普通列車
1両編成,キハ150
黒松内
小樽
1452発
1800着
函館本線
小樽行普通列車
1両編成,キハ40
小樽
札幌
1815発
1848着
函館本線
快速エアポート186号
6両編成,721系

思い出のアルバム

フェリーで函館港に到着。やはり北海道。寒さが違います。青森を出たとき「本日は海上がしけもようのため揺れます」と案内がありましたが,案外よく眠れました。
五稜郭で乗ったときには5両編成だった列車も,途中でどんどん切り離されて,1両編成になって黒岩駅に到着。 単調な噴火湾沿いの海岸にあって,珍しい奇岩・黒岩。雪のため近づけませんでした。
ワイングラス形の国縫漁港。同行のれんがもち氏は港湾の専門家。日本で数少ない,成功している港湾だそうです。 旧瀬棚線が分岐していた国縫駅。非常に味のある跨線橋が残っています。
大幹線の函館本線にあって,秘境駅の扱いを受けている北豊津駅。周辺には人家もほとんどありませんが,降りた列車にも乗った列車にも地元客の乗降がありました。
黒松内駅下車。この駅はJR北海道の直営駅なのかどうかわかりませんが,ユニークです。駅員さんは大正時代風の制服を着ていますが,これは駅員さんの趣味でしょうか。マルスはなく,小樽行の切符も出札補充券というのでしょうか,わざわざ手書きで出していました。聞くところによれば青春18きっぷの常備券もあるとか。窓口には「当駅には2種類のスタンプがあります」という張り紙があり,頼んで押させてもらいました。左は昭和47年刻印の年代物です。
最後は黒松内温泉ぶなの森で入浴。洋風と和風の浴場が男女日替わりですが,今日の男湯は和風風呂。
最近の温泉はジャグジーや打たせ湯などがあって賑やかですが,この浴場はシーンと静まり返った雰囲気で,かえって新鮮に感じました。

こうして無事旅行を終えることができました。大学3年以来,何度となく東北に行きましたが,釧路に引っ越した今,東北がすごく遠い場所のように感じられます。そして,職業についた今,今度はいつこのような旅行ができるかわかりません。もしかしたら何十年か後になるかもしれません。今はまだ,ついこの間のような気がしていますが,時間がたつにつれて,熱い思い出に変わっていくことでしょう。東北には北海道にはない,あるいは北海道では失われた風景が残っていますが,今度訪れたときにもまた同じ風景に出会えればいいなと思います。(2001.6.3記す)

 

作者情報に戻る