昼食はあらかじめHさんからおすすめを聞いておいたので，そこにした。礼文のSさんもそうだったが，まったく迷うことなく「とりあえずここでこれを食っとけ」という感じで店を紹介してくれた。人に自信を持って紹介できる郷土料理があるというのはすばらしいことだ。
利尻ラーメン，1300円
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見てのとおり海の幸が山盛りだ。まずでっかいカニの足をどけ，貝殻ごと入っているホタテを片付けて，それからじゃないと麺が出てこない。さめた人なら「食べにくいな」の一言で片付けてしまうだろう。しかし確かに食べにくいがそれ以上に味がいい。あっさり塩味ながらスープにはしっかりダシがしみこんでいる。店は観光客で混んでいて，バイトのお兄さん方は不慣れな対応だったが，店長自らおしぼりをもってきてくれたのには恐れ入った。
たまたま値段は礼文のほっけのちゃんちゃん焼きと同じだ。どちらがおいしかったか甲乙つけがたい。ともかく利尻ラーメンとほっけのちゃんちゃん焼きはわたしが今まで食べたものの中でも1，2を争う美味だったことは間違いない。
鴛泊港に突き出た標高93mの山。麓から見てもあの山に登ればさぞかし景色が良いだろうということが十分に想像できた。時間もないので途中のペシ岬展望台まで登って引き返そうと思ったのだが，山がそこに見えれば登りたくなるものである。結局，頂上まで登ってしまった。
登山道がすごいことになっていた。もとは石積みの階段だったのかもしれないが，ガタガタに崩れて危険な状態だ。
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| 鴛泊港 | 鴛泊市街 |
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| 礼文・香深行きフェリー | 礼文島を望む |
頂上からの眺めはやはり素晴らしかった。