青函旅行記

帰路

瀬田来13:30頃→函館駅前14:35

あとは帰るだけだ。ところが最後にトラブル発生の予感。バスが渋滞に巻き込まれてしまった。場所は五稜郭付近。バスは湯の川から路面電車と並行して函館駅に向かうのだが,本来1車線の道に車が2列で並んでおり,路上駐車もあることからどうにもならない状態になっている。これはいつものことらしい。
突然前の車から兄ちゃんが降りてきて運転席のドアを叩いた。「運転手さん,この道1車線なの,2車線なの!」。バスに当たってくる人も珍しいと思ったが,運転手さんは「本当は1車線なんだけど,みんな2列に並んでいるだよね。警察も仕方ないと黙認しているんだ」と冷静に答えていた。兄ちゃんは「地元の人はわかってもヨソのもんにはわからんよ」とはき捨てた後,「ところで啄木小公園はどっち」と運転手さんに道を聞いて「あんがと」と言って去っていった。
函館駅には30分の余裕を持って着くように計画しているが,間に合うか微妙である。私はいつも余裕を持ってスーパーおおぞら9号で釧路に帰ることにしているが,今日は最終の11号に乗るので,あとがない。最悪,夜行のまりもで帰って出勤するということも考えられるが,それだけは絶対に避けたい。
函館駅につくまで手に汗握っていたが,何とか間に合った。考えてみれば,電車通りにバスが走っているというのも変な話だ。湯の川で電車に乗り換えればもっと早く着いたかもしれない。昼間からこんなに交通が麻痺している都市を初めて見た。

 

さて,あとは本当に帰るだけ。667.2kmを7時間54分かけて移動する。

函館15:04→札幌18:18 特急スーパー北斗13号


今回の旅行で初めての駅弁「北の家族」。しょっぱかった。

札幌19:00→釧路22:58 スーパーおおぞら11号

釧路到着。

旅行記を読んでいただきありがとうございました。

北海観光節