北海観光節旅行記釧路発鹿児島ゆき 列島縦断の旅

ムーンライト信州

新宿23:54発→信濃大町5:08着 快速ムーンライト信州91号 9両編成3号車 モハ182-1013

 
2002年12月のダイヤ改正で急行アルプスが廃止になり,その代替として今シーズン運行されることになったのが,快速ムーンライト信州である。快速なので青春18きっぷで乗車することもできる。ただ松本着は朝早すぎ,終点の白馬まで行ってもその先の接続列車がなく,いまいち使い勝手の良くない列車ではある。しかし新しく設定されたこの列車に乗ることも今回の旅行の目的の一つだった。

まだ知名度が低いためか乗客は少なく,席が半分埋まるくらいだった。指定券発売と同時に売り切れになるといわれる"ムーンライトながら"とは対照的である。また,乗客の顔触れも一般客が少ない分,マニア色が濃かった。

車内は暑いぐらいに暖房が効いていたのは良いとして,減光しないのは不快だった。設備的に無理のだろうか。

松本では乗客が入れ替わり,山男が多数乗車してきた。

  
5時8分,信濃大町駅到着。まだ真っ暗。寒々しい駅だった。このあたりはスキーのメッカだが,駅周辺に雪は少なかった。

信濃大町5:38発→松本6:30着 普通列車 4両編成3両目 クモハE127-104

 
信濃大町まで来たのは単なる時間つぶし。この電車は新しいが,非常に寒かった。北海道ではありえない寒さだ。寒さに対する備えの違いだろう。わたしは本州は寒いというイメージを持っている。だから,本州に行くときには北海道を旅行するとき以上に防寒対策をしっかりする。

 
松本駅にて。開業100周年だとのこと。松本市は人口約21万人。標高も約600mと高く,山に囲まれた盆地にこれだけの都市があるというのも日本ではほかにないと思うので,一度じっくりと訪れてみたいところだ。

松本6:40発→奈良井7:19着 普通列車 3両編成1両目 クモハ115-1036

 
今度は国鉄型の115系電車。停車中はボカボカ暖かかったが,走り出すと窓から風がびゅんびゅん入ってきて車内は冷蔵庫のようになった。2重窓の北海道ではありえない。

 

朝は朝焼け 朝露踏んで
越える峠にゃ雲も無い
「浅間の煙」


塩尻までは篠ノ井線を走る。盆地らしく周りをぐるりと山に囲まれていた。西には乗鞍岳から立山にかけての3000m級の山々も見えた。


篠ノ井から中央線に入る。ここから名古屋までは初乗り区間。両側に山が迫り,わたしの好みの景色になってくる。


7時19分,奈良井駅到着。

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