鶴の湯から蟹場温泉までは「東北自然道新奥の細道」という遊歩道がついている。標高差200m近くあり体力的にきつそうだが,ともかく歩くことにする。
遊歩道入り口。
鶴の湯神社で道中安全の祈願を込める。
新奥の細道という名にふさわしく,「道」の原点を感じさせる。歩く人は少なそうだが,道脇の草は刈られてよく整備されている。昔は山賊におびえながらの旅行だったろうが,今はさわやかなハイキングが楽しめる。久しぶりに森のおいしい空気を吸い,全身から噴き出す汗が清々しい。
駒見台,ブナ森台など途中には見晴らしの良い場所があり,駒ヶ岳を望むことができた。
約1時間で蟹場温泉に着いた。
この付近には6つの温泉があるので一通り巡ってみる。はしご湯をしている人も多いようだったが,残念ながらそこまでの時間はない。
大釜温泉
建物は本荘市にあった小学校の廃校舎を移築したもの。
妙乃湯
ここからさらに新奥の細道を15分ほど歩く。
乳頭山登山口にあった湧き水。
孫六温泉
何棟もの建物からなっており,外観は乳頭温泉の中でも最も印象的だった。車が直接乗りつけられないすごい場所にある。
黒湯温泉
写真が悪いが,乳頭温泉郷では鶴の湯に匹敵する人気温泉である。
休暇村田沢湖温泉
ここも温泉宿である。ここまで歩いてきてのどがカラカラになったが,売店で飲み物を買うことができほっとした。