2003年8月24日(日)
さあ,お待ちかねの山田線である。
今回の山田線乗車の目的は夏の車窓を見ることである。今年4月に山田山線の全駅乗降を終え,現在北海道駅前観光案内所の番外編として山田山線の各駅紹介を作っているところであるが,畑の作物の種類を確認したかったのである。
大志田 | 兜明神岳 | 大峠ダム |
11時52分,宮古到着。
高さ160メートル,宮古のシンボル・ラサの煙突は上のほうが雲で見えなかった。
昨年12月29日以来の宮古。
今日の第一目的地は川井村の民俗資料館なのだが,その前に宮古に立ち寄ったのは荷物をコインロッカーに預けるためだった。
バスの時間まで駅前をふらふら歩く。このときすれ違った人に,ハッと思った。
さて,昼食をどうしようかずっと悩んでいる。駅弁にしようか店に入ろうか。実は夕食は宮古である人たちと会食をすることになっている。わたしは蛇の目寿司に一度入ってみたかったが,夜は蛇の目寿司ではない鮨屋になる可能性が高い。しかしだからといって昼に蛇の目寿司で鮨を食べてしまうと,夜に申し訳が立たなくなる。
店の前の横断歩道を行ったりきたりしながらしばらく迷い,店がそんなに混んでいないようだったので,とりあえず入ってみることにする。
蛇の目本店
蛇の目寿司は昭和59年に椎名誠の『日本細末端真実紀行』で「さすがに寿司ダネは新鮮なものばかりでめったやたらとうまい」と紹介されて全国に知られるところとなり,いまや宮古といえば蛇の目と言われるほど有名になった店である。
超有名店ということで少し気構えて,「一人なんですがいいですか」と入っていったが,どこにでも好きなところに座ってくださいというような感じでまったく素朴な対応だった。さすがは宮古,有名店とてのんびりムードである。
メニューには寿司はもちろん,丼,カレー,グラタン,ラーメン,そば,うどん,定食,フライなど何でもある。この店はいったい何屋なんだ。
磯ラーメンを注文する。
これが1000円。あまりにも安い。カニの身もぎっしり詰まっていた。スープもだしがしみこみあまりにもおいしいので,全部飲み干してしまった。