富里小学校(廃校)
平成12年度で廃校となり,校舎は跡形もなかった。天気が良ければ羊蹄山が背後にあって絵になる景色だったと思う。昭和30年ころには秋になると道内外からいも掘りの出稼ぎ労働者がやってきて,その時期だけ労働者の子弟が通う「いも掘り学級」ができて賑わったという。
京極のふきだし公園と並ぶ羊蹄湧水の二大スポット。こちらは個人農園の敷地内で,善意で水汲み場が設置されているもの。商売目的で水を汲みに来ている人が多いようで,ちょっと立ち寄って一口飲むという雰囲気ではなかった。隣には豆腐屋があり,れんがもちさんもここの豆腐を買って帰ると職場で喜ばれるという。
まっかりユースホステル。2000年12月にオープンした新しいユースホステルである。かなり辺鄙な所にあるが,いちおう真狩市街から歩いて20分程度で着く。昔(S10〜S27)はニセコから真狩まで殖民軌道があったが,いまも倶知安からニセコ,真狩を経て留寿都を結ぶバス路線がある。
冬は到達不可なことが判明。碑を横から見たところ。細川たかしの生家に近い知来別地区にある。羊蹄山が見えれば眺めは良いはず。
Aコープ知来別支所の廃墟。ほかにもガソリンスタンドが廃業していたり,周辺はすさまじい寂れようだった。数年前までは小学校もあったようである。
道道230号三ノ原ニセコ線で真狩市街へ向かう。
今日は天気が悪い。晴れていれば羊蹄山が見えて景色が良かったろうと思う。しかし,羊蹄山は見えなくてむしろ良かったと思う。この辺りの景観は羊蹄山に頼りすぎである。羊蹄山が見えないときこそ,この土地の真髄が見えてくるというものである。
こちらも像までは到達不能だった。北海道では羊ケ丘のクラーク像に匹敵する有名な銅像である。わたしは真狩,留寿都,喜茂別,京極では唯一ここだけ以前に訪れたことがある。
真狩市街。真狩村は人口約2500人。
御保内小学校
へき地3級,児童17人,教員6人
今回訪れた学校の中で唯一のへき地3級校である。広い前庭を持っていた。