大仏ハイキングコースを歩いて鎌倉大仏へ向かう。
歩いている人は何人かいたが,日本を代表する観光地のハイキングコースにしてはずいぶんと険しい道だった。
葛原岡神社。山の中にあるのに立派な神社で売店もあった。
貫禄ある道しるべ。
源氏山公園の頼朝像。
源頼朝のことは詳しく知らないが,歴史家の間ではあまり評判が良くないようである。例えば三波春夫は平清盛と比較して次のように書いている。
「頼朝は鎌倉幕府を開いて天下を取りました。しかし,これは国内の諸豪族を統率するための,権力行政機関にすぎなかったと私は思います。つまり頼朝は,国の中をまとめるのに精一杯だったわけです。後年まで残るような革新的な仕事は,何一つしていません」(『熱血!日本偉人伝』三波春夫著,集英社インターナショナル,2000.7)
銭洗弁天神社
トンネルを抜けると別世界のような境内があり,参拝客で賑わっていた。
洞窟内の銭洗水でお金を洗うと福銭を授かるという。お金にからむ神社ということで,金銭欲に満ちた参拝客で賑わっていた。
ハイキングコースをいったん外れて住宅街の路地に入る。
佐助稲荷神社
鎌倉の隠れ里。佐助の名は源頼朝の幼名・佐殿にちなんだもの。
鳥居の下には狐像が並ぶ。
本殿。こんな小さな神社でもお守りの授与所があるのはさすが鎌倉である。
境内には陶製の白狐が無数に置かれていた。