山頂に着いてまず目に入ったのがこの建物。よっぽど風雪が強いのか,ここも工事現場の足場のようなもので冬囲いがされていた。上を見ると「月山神社」と書いてあった。戸が閉まっていたので参拝はあきらめて,境内をさらに奥へと進む。
小さな七つの神社が集まっていた。
出羽三山歴史博物館は冬季休館。
駐車場に出てしまった。
せっかく2446段の石段を登ってきて,これだけなのか。参拝もできないでこのまま下山するなんて悲しすぎる。
と思って,もう一度境内へ引き返してみた。
三神合祭殿
さっきの月山神社,よくみると額が3つかかっており,「出羽神社」「月山神社」「湯殿山神社」とあった。わかった。これが出羽三山神社なのだ。
やはり障子が閉ざされており参拝はできない。しかし神社なのだから賽銭箱くらいはあるはずだと思って,勇気を出して障子を恐る恐る開けてみる。
おおっ。まばゆい。そして目の前に大きな賽銭箱が置かれていた。とりあえず賽銭を入れて参拝をする。賽銭箱は3つの神社の額の下にそれぞれ置かれていた。
さらに脇のほうに参拝者入り口があり,内部に入ることもできた。
外に出ると団体客がやって来た。
これは好都合。団体客に混じってガイドさんの説明を聞かせてもらおうと思ったが,ガイドさんは「はーい,これが出羽三山神社でーす。三つの神社を祭っているので,額が三つありまーす。」と極めてやる気なし。団体客も障子を開けようともせず,パンパンと手を叩いてちょこんと頭を下げてそそくさと出て行く。
さっき埴山姫神社で見た御守も非常に気になっているのだが,どこをどう探しても御守を売っている場所が見つからない。
参集殿・神符神札授与所
何か部外者立ち入り禁止のような雰囲気を感じさせる建物だったが,先ほどの団体客が出入りしていたので,団体客に紛れ込んで恐る恐る入ってみる。
すると驚き,内部にはまったく別世界があった。白衣に赤い袴を身にまとった巫女さんがずらりと並び,御守や神札を授与していた。
わたしも800円を納めて縁結び守を授かる。実は自分で自分用に御守を求めたのはこれが初めてだ。
こうなったら埴山姫神社で赤い紐を結ばなければならぬ。バスの時間も迫っていたので,タタタタタタッと石段を駆け下り,格子に紐を結びつける。
良縁に恵まれますように!
バスの中で北海道チーズ蒸しパンを食べる。北海道にも同じようなパンはあるが,北海道の模様は入っていない。
鶴岡エスモール到着。鶴岡駅とは少し離れたところにある庄内交通のターミナルビルである。