鹿島鉄道の鉾田駅から鹿島臨海鉄道の新鉾田駅まで徒歩で移動する。
庭先には葉牡丹が咲いていた。
詳しい地図を持ってこなかったので太陽の方角を目安に適当に歩いたが,意外と早く20分ほどで着いた。
鹿島臨海鉄道は旧国鉄鹿島線で,国鉄時代の駅名標がそのまま残っていた。車窓はのどかな畑作地で,海はあまり見えなかった。
鉾田駅で買ったたいやきを食べる。
今乗ってきた左の気動車から右の青い電車に乗り換える。
潮来到着。歓迎を受ける。
駅前には巨大なネオンが。少々くどい。
しかし潮来というのも名前が良い。潮来出島,潮来花嫁さんに潮来笠,数々の名曲にも歌われ,その名前にひかれてやってきた。
前川アヤメ園
ハアー
むすめ年頃 あやめは見頃
色はむらさき 水郷育ち
作詞:藤田まさと 作曲・編曲:長津義司 唄:三波春夫 「水郷音頭」より
あやめの見頃は6月。
夢もぬれましょ 汐風夜風
船頭可愛や エー 船頭可愛や 波まくら
作詞:高橋掬太郎 作曲・編曲:古関裕而 唄:音丸 「船頭可愛や」より
一度水郷巡りのサッパ舟に乗って,船頭さんの「潮来花嫁さん」など聴きてみたいものだが,どうせ船頭さんはお婆さんばかりなのだろう。
長勝寺
平安時代の末に源頼朝が創設した古刹で,銅鐘は国指定重要文化財。
軒先の鳥居,塀に囲まれた民家など,地元の人にとっては何気ない風景かもしれないが,北海道の人間からすれば新鮮である。
稲荷山神社
市街を見渡す。
しかし,無造作に放置された鳥居が不気味である。
やっぱり怪しい。
大晦日であり,正月を迎える準備に忙しそうだった。
こういう本物の門松は初めて見た。わたしの実家の地方では門松の絵が印刷された小さな紙を玄関にペタンと張ってそれで終わりである。