北海観光節旅行記あゝ陸の奥幾たびぞ

天台寺春季例大祭 その2

12時10分頃御神輿渡御が終わり,ここでしばらく休憩。

 

とりあえず本堂を参拝し,その後重文指定の仏像が収蔵されている宝物館を拝観した。

 

こういう祭りのとき,一人旅だと食べ物に困る。とりあえず麦の餅を一つ買って食べた。

  

境内には50年前の事件で切り倒された杉の切り株がまだたくさん残っており,そこには小さなお地蔵さんが置かれていた。これは栃木県の高校の先生が無償で彫って置いていったものだという。

12:40〜 駒ケ嶺新山神楽奉納

 

町内の駒ケ嶺地区で800年前から伝承されている神楽。大嶺小・中学校では毎年の運動会で小学校5年生以上の児童,生徒全員によって披露されてきたが,今年閉校してしまった。

13:10〜 天台寺舞楽公演

現在地元保存会で演じられている「陵王」「還城楽」のうち今日は「還城楽」が演じられた。これは西城に好んで蛇を食する人種があって,蛇を求めてそれを取り喜ぶ様を舞にしたものだという。装束は鮮やかな橙色で,同じ派手とはいってもよさこいの衣装とはまったく趣を異にする美しい舞だった。

14時からは午後の法話が始まるが帰りの時間があるので引き返す。

新緑がまぶしい参道。

 

来るときは気づかなかったが,参道脇にも石のお地蔵さんが置かれていた。

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