北海観光節旅行記八割方TOKYO

大島公園

 

バスは火山博物館前で下車した。

博物館の前庭には,1933年(昭和8年)5月に読売新聞社が三原山の火口で自殺者の調査を行った際に使用したゴンドラの複製が展示されていた。1933年といえば「島の娘」に続き,同じく勝太郎の「大島おけさ」,藤山一郎の「燃える御神火」など大島をうたった歌が多く作られ,大島が観光ブームに沸いた年である。

一方で,前年の坂田山心中事件を受けて自殺ブームが巻き起こり,大島の三原山噴火口は自殺の名所として知られるようになった。1933年当時,2日に1人の割合で三原山の火口に飛び込んだ者がいたという。

火山博物館は,建物の大きさをもてあましている感じだった。仮想火山地底探検シミュレーター・カプセル「マグマシミュレーター」は,これまでに見たことがないくらいひどい子供騙しの内容だった。

火山博物館からは徒歩で元町市街へ。元町は島内最大の集落で,3000人弱が住む。商店街にはアーケードもあった。

 

昼時とあって,食堂はどこも地元の人たちで混雑していた。帰省してきた家族と一緒にまずは食事といったところだろう。この栄楽という食堂にも,間もなく成人式という娘さんが,お父さんと一緒に来ていた。肉野菜イタメ定食(1000円)をいただく。

元町港12:50発→大島公園13:23着 大島バス 大島公園ライン

今度はハイデッカータイプのバスだった。

大島町役場も入る大島町開発総合センター。

NTT。

スーパー。

東京都大島支庁。

離島という感じがしない直線道路。

岡田港を過ぎ,泉津集落の辺りからはいよいよ道幅も狭くなった。

椿園

都立大島公園の一角にある椿園。1月30日から始まる椿まつりのメイン会場となる。

椿には何百もの種類があるそうで,既に見頃を迎えている種類もいくつかあった。

 

椿資料館。

 

バスの運転手さんが。桜が咲いているよと教えてくれた。大島桜だそうである。

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