高原状の新坂平。あとで知ったが,レンゲツツジの名所だという。
赤城山総合観光案内所は雪に埋もれ,接近困難。
今回,赤城山を訪ねるにあたり,下調べはかなりしたつもりである。しかし,赤城山についての情報は非常に少なかった。観光ガイドブックではごく簡単にしか紹介されていないし,『なるほど赤城学』という本も買ったが,これは観光的にはほとんど役に立たないものだった。
現地に来れば観光パンフレットがあるかもと期待していたが,前橋駅の観光案内所にも,赤城山関係の資料は一切なかった。
赤城山には何があるのだろうか。これほど知名度がある山なのだから,何かはあるはずである。とにかく歩いてみるしかない。
見晴山展望台への遊歩道,句碑めぐり遊歩道。試しに踏み込んでみたが,膝まで埋まるほど雪が深く,探訪は断念せざるを得なかった。脚絆を持ってくればよかったと後悔した。
とりあえず,車道を下るしかない。
途中の何か所かに,「赤城山のお助け袋」という滑り止めの砂が置かれていた。袋にも絵柄が印刷された手の込んだ砂袋だった。
大沼一周道路に突き当たった。ここはどうしようか迷ったが,とりあえず右に進んだ。
赤城少年自然の家。アクセス道路はきれいに除雪されていたが,施設にはひと気がなかった。
湖畔に下りる道。積雪は15センチくらいあったが,足跡があったので進んでみる。
氷結した大沼湖畔に出た。
対岸には賑やかそうなお土産屋街が見えた。赤城山にこういうお土産屋街があるとは,観光ガイドブックを見ても全然わからなかった。
雪はあったが,短靴でも何とか歩ける深さなので,湖畔の遊歩道を時計回りに歩いてみることにした。
ボート。夏はそれなりに賑わうのだろうか。
500メートルほど歩いて車道に出たところに旅館があった。この旅館は営業しているようで,久々の人の気配にほっとした。
引き続き,一周道路を時計回りに歩く。
先ほど「赤城山厚生文教施設地区」という看板があり,地図でも建物が建ち並んでいる一帯があった。こんな山の中で何の建物だろうと思っていたら,ほとんどが企業の保養所と学校関係の研修所だった。
黒檜山登山口。赤城山は一つの山ではなく,複数の山から成り立っている。その中の最高峰が黒檜山(標高1827.6メートル)である。登山道には足跡が付いており,冬でも登る人がいるようだった。
年季の入った標識,看板。
赤城神社
大沼に突き出た小鳥ヶ島に建つ赤城神社。関東一円に多くの分社を持っている神社である。
こんな山の中にまさかと驚くほど立派な社務所があり,たくさんの御守りやお札があった。