北海観光節旅行記旅はオールデー・オールナイト

富岳風穴

富士宮駅13:20発→風穴14:24着 富士急バス 富士山駅行き

不安になるほどひと気のないバス停にも,時間どおりバスがやってきた。乗客はほかにいない。

今日の午後の行程には,あまりこだわりがなかった。夜の適当な時間に相模湖に着けばよい。横浜や東京の喧騒は避けたかったので,とりあえず河口湖経由で中央線に出ることにした。

高速道路のような緑色の標識が立っているが,法定速度60km/h制限という妙な国道を北進する。

まかいの牧場。

富士山が見えた。

朝霧高原。既に,富士箱根伊豆国立公園に入っている。朝霧といえば,「午後の遺言状」に出ていた朝霧鏡子さんはまだお元気かと思って調べてみたら,10年以上前に亡くなっていた。合掌。

 

富士スバルランド・ドギーパーク。世界のフクロウ40種・富士花鳥園。原野の風景とも相まって,どちらかと言えば北海道的な雰囲気を感じた。

県境のバス停を過ぎると,旧上九一色村に入る。事件から16年目にして初めてオウムの本拠地があった村を通る。

車窓から一瞬見えた本栖湖。

 

バスは国道をそれて,精進湖民宿村に入った。昭和40年代初頭に災害による集団移転が行われた地区だという。

続いてバスは,精進湖畔の一周道路に入った。富士山の眺めは良い。湖畔にはひなびた旅館や貸しボート屋が点在していた。

さらに10分ほどで風穴バス停着。ここでバスを下車した。

富岳風穴

 

大晦日だというのにたくさんの観光客で賑わう風穴。風穴がこれほどの大観光地だとは思っていなかった。

入洞券を購入して洞穴に入る。

貞観6年の富士山噴火の溶岩流によってできた洞穴だという。

この氷は夏まで残るという。

 

昭和40年ころまでは天然の冷蔵庫として,まゆ玉や種子の保存に利用されていたそうだ。

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