北海観光節旅行記白鬚神社と沖縄・東北

川平湾

 

川平ロータリーでバスを降りた。

急遽バスを降りたのは,御嶽が見えたからだが,「拝所内に許可なく立ち入りを禁ず」の立て看板に阻まれ,参拝は断念した。本土の神社に比べると,沖縄の御嶽はより厳粛な場所らしい。案内板によれば,ここは,(あか)イロ目宮鳥御嶽(めみやとりおん)と言って,川平四嶽(ゆーやま)の一つだという。

川平湾に向かって,坂道を下っていく。歩道が妙に狭くて歩きにくい。

こうなるともう歩道を歩くのはほぼ不可能で,車道を歩くしかなかった。

「石敢當」と彫られた石板が塀にはめ込まれているのを,あちらこちらで見かけた。魔よけの意味があるという。

シーサーも沖縄ならではのもので,やはり魔よけの意味を持つという。

川平の十字路にあった商店。珍しく2階建てだが,2階には鉄格子がはまっている。「冷し物一切」はアイスクリームやぜんざいなど冷たいもののことをまとめて言うらしい。

 

そして川平湾は,第一級の観光地の趣。ミシュランで三つ星を獲得しているというだけのことはある。

海の鮮やかな青がすごい。潮の流れが速いため,水が澄んでいるのだという。船底がガラスになったグラスボートが,入れ代わり立ち代わり観光客を乗せて湾内を回っていた。

木は隆起石灰岩に根を張っていた。この辺は海底から隆起した場所だという。たまたま通りかかったバスガイドさんから聞いて知った。なお,石垣島の名の由来は定かではないが,一説に石の多いところという意味のイシャナギラが転訛したものだという。

 

川平観音堂。サンゴを束石にしていた。

アイスクリームは種類がたくさん。

お土産屋は日用品の販売も兼ねていて,野菜の種を売っていた。北海道で栽培されている野菜とほとんど同じだったので驚いた。

石垣島には闘牛があるらしい。

川平14:00発→日航八重山14:37着 東バス 川平リゾート線 ターミナル行き

空港から3本目の乗継となるバスで,いよいよ石垣島の中心市街地に向かう。

バスは2分遅れでやってきた。沖縄のバスは時間にルーズと聞いていたが,概ね時間通りに動いていた。

この路線は,もっぱら観光客に利用されているようで,ほぼ満席だった。

 

空港で買った,金城かまぼこのじゅーしーかまぼこを食べてみる。かまぼこで包んだおにぎりで,おいしかった。

唐人墓。

さらにバスは,ホテルサンシャイン,ホテルグランヴィリオ,舟蔵の里,ロイヤルマリンパレスと停車していく。

市街地の北にあるホテル日航八重山でバスを下車。ここまでで,空港から反時計回りに島を4分の3周したことになる。

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