北海観光節旅行記秋の湯殿山・尾瀬

6. 肘折温泉朝市

2015年9月20日(日)

 

5時起床。内湯は岩風呂と金魚湯が男女入れ替わりで,朝は金魚湯に入ることができた。

金魚湯は,湯船の一角に金魚の水槽がはめ込まれているほかは,素朴な内湯で,何より高窓による自然換気だったのが気持ち良かった。

朝市

 

6時25分,宿を出る。5時半から朝市が行われており,既に観光客で賑わっていた。

 

季節がら,きのこなどは豊富だったが,これから湯殿山を参拝しようというときに,リュックに入れて持ち歩くのに良さそうなものは見当たらなかった。野菜なども,生産者や品種まで表示するのが一般的になっている道の駅の直売所などと比べると,素性のわからないものをただ並べているだけというのは,どうしても見劣りしてしまう。

 

 

昨日18時過ぎには締まっていたお土産屋が,朝は全部店を開けていた。この温泉街は朝が早いのだ。こんなことなら,もっと早起きして,お土産屋をゆっくり見て回ればよかった。

源泉公園

 

いったん朝市を離れて,温泉街のはずれにある源泉公園へ向かう。写真右の肘折ダムは温泉街の洪水による被害を防ぐことを目的に,昭和20年代にほぼ人力のみで建設され,国の登録有形文化財に指定されている。工事に参加した男女に多くのカップルが誕生したことにちなみ,そばの足湯は初恋足湯と名付けられたそうで,飲泉所ではハート型の桶がお湯を受けていた。

 

源泉2号湧出所。86℃のお湯が自噴している。

 

山交バスの肘折待合所。昨日,よねざわいずみさんから,肘折温泉は狭い道をバスが走るのが見ものですよ,と聞いていたが,この連休中は混雑が予想されるため,温泉街の下手のはずれにある「いでゆ館」発着となっていた。

たしかに,あの朝市をやっている最中にバスが通るのだから,大変なことだ。

いでゆ館に向かう途中に,こけしの製造元があった。もうお土産屋に戻る時間はないが,せっかく肘折に来たのだから,こけしの一つでも買えばよかったと後悔した。また来よう。

肘折いでゆ館に到着。

いでゆ館6:45発→新庄駅前7:35着 山交バス 県立病院前行き

乗客はほかに肘折の住民と思われる少女1名のみだった。シルバーウィークというのにひどいものだ。

工事看板にもこけしがあしらわれていた。

バスは,肘折希望(のぞみ)大橋をぐるぐると2周して,崖の上に出た。

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