ちほく高原鉄道ふるさと銀河線

(廃止)薫別 くんべつ 無人駅
足寄郡陸別町字上利別原野東1線
昭和33年9月10日開業
標高181m  0人
単線
池田より70.7キロ
大誉地より4.2キロ
2002.3.18下車

●大誉地→薫別の車窓

足寄町の面積は1408km2で,日本一広い町である。東西は66kmに及ぶが,銀河線はいちばんくびれている部分を通過するため,足寄町内を通るのは約30kmである。第12利別川橋梁を渡るといよいよ陸別町に入る。十勝川の大支流・利別川もここまで遡ると堤防がなくなる。谷間では線路沿いに紅葉樹の防雪林が続き,ちょっと開けてくると薫別に着く。

●薫別駅

2000年2月に示されたちほく高原鉄道経営改善計画案では様舞駅,川上駅とともに廃止対象駅にあげられた。その当時は過去3年間の平均年間乗降客数が5人に満たないとのことだったが,2002年3月現在この駅を利用している高校生が1人いるようだ。
3本の木に抱えられた待合室は大変趣き深い。特にベンチは素晴らしく,北海道ベンチ十選があったとしたら恐らく1位となるだろう。
薫別は気候が良く,昭和39年には陸別町ではじめての国営開拓パイロット事業が実施され,電化,電話架設も進んだが,離農者はあとをたたなかった。

待合室 このベンチに座った人は幸せになれる?

●見どころ

特になし

大誉地 北海道駅前観光案内所 陸別