ちほく高原鉄道ふるさと銀河線

(廃止)境野 さかいの 無人駅
常呂郡置戸町字境野
大正11年8月1日開業
標高177m  62人
単線
池田より116.6キロ
豊住より2.8キロ
2002.3.17下車

●豊住→境野の車窓

あたりは明治中期にオケトウンナイ原野として区画測設された典型的な殖民開拓地で,豊住にしても境野にしても豊饒な土地であることから名づけられた地名である。畑では玉ねぎ,馬鈴薯,ビートなどが生産され,駅のあるところに限らずそこここに大きな農業倉庫が見られる。

●境野駅

丘が突き出し常呂川が迫った,やや窮屈な土地に駅がある。市街は駅ができてから形成されたものである。劇場ができるほど賑わった時期もあるが,今ではかなり寂れている。
大正11年開業当時の建物である駅舎本屋のほか,昭和12年築の便所,昭和20年築の物置など古い建物が残っている。駅前の丸型ポストも似つかわしい。駅舎内では「食事とコーヒーの店・まくらぎ」が営業しており,待合室も独特の雰囲気がある。(「まくらぎ」は2006年3月5日をもって閉店した)

雑多なものが置かれた待合室。「駅」という感じがしない。 重い引き戸の取っ手は鹿の角。

●見どころ

特になし

豊住 北海道駅前観光案内所 西訓子府