ちほく高原鉄道ふるさと銀河線

時刻表でたどる網走本線・池北線・ふるさと銀河線の歴史

(10)「急行池北1号」「急行池北2号」時代

「交通公社の時刻表 昭和43年10月号」(日本交通公社)


池北線準急は昭和41年3月改正で急行に格上げされた。ダイヤは準急時代とほとんど変わっていない。

時刻表には現れていないが,この時点で沿線の森林鉄道がすべて廃止されている。森林鉄道は大正の末から置戸,陸別,足寄にそれそれ数十kmにおよぶ線路が敷かれ,戦中から戦後の洞爺丸台風の風倒木処理が行われた時代にかけて最盛期を迎えたが,昭和30年代に入ると,トラック輸送に取って代わられるようになり,昭和41年の斗満森林鉄道(陸別)を最後に全廃された。

上野〜陸別 所要 25時間25分
上野15:40発
青森0:10着
1M特急はつかり2号 昭和43年10月のいわゆる「よんさんとお改正」では東北本線全線電化による白紙ダイヤ改正が行われた。「はつかり」はこの改正から120km/h運転が可能な東北本線経由に改められ,上野〜青森間の所要時間が一気に2時間も短縮された。また2往復体制になったことから,連絡船1便接続便ははつかり2号となったが,列車番号は1Mを維持している。
「おおぞら」は昭和42年3月改正から旭川編成を分離して函館〜釧路の単独運転となり,函館〜札幌間12両編成,札幌〜釧路間9両編成で運転されている。
青森0:30発
函館4:20着
青函連絡船1便
函館4:40発
帯広12:46着
1D特急おおぞら
帯広14:26発
陸別17:05着
225D〜937D北見行き

(11)「急行池北」時代−