本石倉 | ほんいしくら | 無人駅 | |
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茅部郡森町字石倉町 | |||
昭和39年9月29日開業 | |||
標高12m | 50人 | ||
複線(対向式) | |||
函館より60.0キロ 石谷より3.9キロ |
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2000.12.24乗車 |
引き続き海岸線を走る。海側には国道が並走しており,漁家が続く。左手の崖は険しく,昭和50年8月には台風により土砂崩れが起こり,線路が不通になった。
昭和19年信号場として設置。当初から旅客の乗降を取り扱い,同23年仮乗降場となる。昭和39年再度信号場となり,同48年複線化により(推測)仮乗降場に戻され,JR発足時に駅に昇格した。当初から旅客を扱い,昭和54年に仮乗降場となった。
周辺はこじんまりした漁業集落である。森−長万部間では最も魅力的な駅に感じる。下り線側の待合室では今もしっかりした木製の引き戸が使われており,趣深い。また,海に背を向けて建つ上り線側の待合所も,黒ずんだ木の囲いと簡素なプラスチックの椅子が絵になる。何かのドラマで使用されてもいいと思う。
この駅から乗り合わせた人と車内でしばらく話したが,八雲の街に出かけるのにいつも列車を利用しているという。鉄道には頑張ってもらいたいので,あえて列車を利用しているそうだ。ちょうどダイヤ改正で森−長万部間の普通列車が削減されたところだったが,そのことを尋ねると,特急列車が優先だから邪魔になる普通列車は減らされても仕方がないとおっしゃっていた。なんだか申し訳ない気がした。
特になし
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