函館本線

黒松内	くろまつない	無人駅
		寿都郡黒松内町字黒松内
		明治36年11月3日開業
		標高26ｍ	334人
		2面3線
		函館より132.3キロ 蕨岱より5.4キロ
		2001.3.6下車

●蕨岱→黒松内の車窓

蕨岱が坂のほぼいちばん上で，黒松内へ向けて15.2‰で下る。線路は広葉樹のまばらに生える笹原を通り，黒松内トンネルを抜けて黒松内市街に入る。黒松内は長万部を出て最初の交換駅である。

●黒松内駅

黒松内は寿都湾と噴火湾を結ぶ地峡の真ん中にあることから，交通の要衝として発展し，函館本線開業時には機関庫が置かれた。大正9年には寿都にいたる寿都鉄道が開業し，ニシンや鉱物の輸送で賑わった。しかし寿都鉄道は昭和43年休止，同47年に廃止された。構内には旧来の跨線橋やレンガの危険品庫が残る。3番ホームは定期列車の使用はないが生きている。
出札窓口は遅くまでJRの直営で残り，マルスがなかったため手書きのきっぷを発行するなど鉄道ファンには人気があったが，2007年3月限りで無人化された。
黒松内の市街には国道が通過しておらず，商店街は素朴。

●見どころ

□歌才森林公園[国天・自100]

駅を出て右に700m進み左折，直進1kmで入口。また，ブナセンターは駅を出て右に700m進み左折，信号右折1km。北限のブナ林。春は野の花がきれい。黄金色に染まる紅葉も見事。

▽ブナセンター

平成5年開館。展示室は150円。(1998.5入館)

930-1700　月・火休

▽歌才自然の家

自然体験学習宿泊施設。レストランあり。

■リンク　ブナセンターだより

□黒松内温泉　ぶなの森

徒歩20分。駅を出て右に700m進み左折，信号右折。日帰り入浴施設。H10開業。アルカリ性の湯。洋風と和風の浴場があり，男女日替わり。露天風呂あり。

日帰入浴1000-2200　水休　500円