函館本線

比羅夫 ひらふ 無人駅
虻田郡倶知安町字比羅夫
明治37年10月15日開業
標高161m  14人
単線
函館より186.6キロ
ニセコより7.0キロ
2000.10.9下車

●ニセコ→比羅夫の車窓

正面に羊蹄山を見ながら尻別川の谷底を行く。川には発電用の堰が何ヶ所もあるが,それでも魚はいるらしく,釣り人の姿も見える。比羅夫に近づく頃,羊蹄山は右の車窓に移動し,窓に入りきらないほど大きく優美な姿をあらわす。羊蹄山は標高1898m,別名を蝦夷富士といい,まさに富士山のようなきれいな円錐形をしたコニーデ型火山である。左手にはニセコアンヌプリの山腹にスキー場とホテルが見えている。左からニセコアンヌプリ国際スキー場,ニセコ東山スキー場,ニセコひらふスキー場と並んでいる。

●比羅夫駅

比羅夫の名は日本書紀に見える阿倍比羅夫がこの地に政庁を置いたという伝説によるという。昭和35年羊蹄山の登山道整備,同36年現在の駅舎新築,同38年駅前に公設の市街地を設定。一時期は登山基地の駅として賑わったようで,駅前は観光地の駅という雰囲気があるが,現在はまったく寂れている。
しかし昭和62年からは駅舎自体が「駅の宿ひらふ」となっており,ホームでバーベキューをやっている様子などがよく雑誌で紹介されている。待合室は普通に開放されているが,壁には都会の人へのメッセージや,駅寝の心得などが張ってあり,読むとなるほどと思う。2001年2月26日にTBS系で放送された月曜ドラマスペシャル「終着駅」のロケ地ともなった。

■リンク 駅の宿ひらふ

●見どころ

□半月湖(倶知安10景)

徒歩50分。羊蹄山西麓,羊蹄山比羅夫コース登山口から15分。周辺は半月湖畔自然公園となっている。

ニセコ 北海道駅前観光案内所 倶知安