白石 | しろいし | 有人駅 | |
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札幌市白石区平和通3丁目 | |||
明治36年4月21日開業 | |||
標高19m | 12102人 | ||
2面4線 | |||
函館より292.1キロ 苗穂より3.6キロ |
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みどりの窓口600-2400 | |||
キヨスク平日700-1940,日祝710-1830 | |||
駅前セブンイレブン | |||
2000.7.30下車 |
苗穂運転所の車両基地を見ながら発車する。苗穂運転所には一般型の気動車をはじめ,261系特急気動車,リゾート列車が在籍している。左に陸上自衛隊が過ぎると右にカーブを切り,豊平川を渡る。豊平川は定山渓の山奥を水源として札幌市内を貫流する一級河川で,近年ではサケも多く遡上するようになり,市民に親しまれている。
橋を渡り終えると右手に旧千歳線の分岐跡を見る。千歳線は昭和48年9月に白石−北広島間が現在の線路に付け替えられたが,今も起点は苗穂駅である。しばらく進むと右後方にまた分岐跡が見える。こちらの分岐は千歳線切り替え後,貨物駅となった東札幌,月寒駅を結ぶ連絡線として敷かれた線路で,最終的には昭和61年11月に廃止になった。
あれやこれや見ているうち,まもなく白石に着く。
ホームは駅本屋寄りから2・3・5・6番。函館本線の小樽−旭川間は1998年2月?に一斉にホームの番号の付け替えが行われ,上り線側から中線も含めて番号が振られている。なお,函館本線以外,通常は駅長室に近いほうから1番線,2番線と順に振られる。
2・6番が函館本線用,3・5番が千歳線用だが,事故が発生した場合など,まれにこの原則が崩れることがある。少し離れたところにある1番線のホームはカートレイン用のものだが,近年はなかなか出番がない。
駅舎は近代的だが,建物の外周をぐるりと風除け改修しており,冬の寒さの厳しさを感じさせる。駅前は整備され,彫刻や定山渓鉄道の説明板が配されたさわやかな広場になっている。駅前にセブンイレブンがあり,広場にはベンチがあるので,札幌駅の喧騒を避けて白石駅で暇をつぶすのもよいだろう。
定山渓鉄道は大正7年の開業で,当初白石駅を起点とした。大正15年に千歳線旧線(当時北海道鉄道)開通後は,東札幌で千歳線と交差したが,昭和20年3月には白石−東札幌間が廃線となって,白石は分岐駅の役目を終えた。
しかし昭和48年,千歳線切り替えにより千歳線と函館本線の乗換駅となった。岩見沢・旭川方面から新千歳空港・函館・釧路方面に向かう場合には本来白石駅で降りなければならない。しかし,白石を通過する列車に乗る場合には札幌で乗り換えて良いことになっている。ただし札幌で改札の外に出る場合には,白石−札幌間の運賃が必要になる。
特になし
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