函館本線

豊幌 とよほろ 有人駅(簡易委託)
江別市豊幌町
昭和31年11月1日開業
標高9m 648人
複線(対向式)
函館より313.5キロ
江別より6.2キロ
駅前セイコーマート
左3分ローソン
2002.2.9下車

●江別→豊幌の車窓

車内の雰囲気も車窓も江別で一区切りがつく感じである。札幌から延々続いてきた住宅街も江別で途切れ,列車の乗客も江別までで半減する。
江別駅を出るとまもなく千歳川を渡る。河畔には石造の倉庫が何棟か見える。このあたりでは昔,河川を利用した舟運が行われており,石造倉庫はその当時の名残だという。
右にカーブを切るところで,石狩川の水面がちらりと見える。北海道を代表する大河川の石狩川で,函館本線はこの先おおむね石狩川に沿って北上する。しかし石狩川を見る機会はこのあと妹背牛までない。
4車線の国道12号に沿って車体を傾けながらカーブを進むと,右の車窓には畑が広がる。続いて夕張川を渡る。夕張川,千歳川ともに石狩平野に何度も大洪水をもたらしてきた偉大なる河川である。
左手には再び防雪林が現れ,国道が右側に渡ってきて豊幌に着く。

●豊幌駅

ここまではまだ江別。乗降客はこれまでの駅に比べて1ケタ少なくなるが,このあたりでも宅地分譲が始まっており,通勤通学客は増加傾向にある。駅舎は1989年に建てられたしゃれた建物。札幌を出てから最初の「階段」のない駅で,北大鉄道研究会の1998年度楡陵祭展示「ひとにやさしい駅」で第1位にランクされていた。待合室は快適で,近距離乗車券の自動販売機のほか委託窓口もある。
駅の西2kmに石狩川江別ゴルフ場があって,豊幌駅までの往復JR券と駅からゴルフ場までの送迎バス代,プレー料がセットになった「江別ゴルフきっぷというのが発売されているが,どれくらいの利用者がいるのだろうか。


レンガの電話ボックス。江別はレンガのまちである。右奥が駅舎。

●見どころ

特になし

江別 北海道駅前観光案内所 幌向