函館本線

幌向 ほろむい 有人駅
岩見沢市幌向町1条3丁目
明治15年11月13日開業
標高9m 2474人
2面3線
函館より316.7キロ
豊幌より3.2キロ
みどりの窓口600-040
キヨスクあり
左5分セブンイレブン
1998.6.7下車

●豊幌→幌向の車窓

防風林によって区切られた水田地帯を行く。途中,旧幌向川で岩見沢市に入る。江別・岩見沢市界は,石狩と空知の支庁界である。江別は完全に札幌に吸い寄せられているが,岩見沢は支庁所在地だけあって,かなり札幌の引力を受けつつも,独立性を保っている。車窓からも,札幌に向かうベクトルのほかに,岩見沢に向かうベクトルが2重に作用していることが感じられる。

●幌向駅

1998年3月駅舎建て替え。上幌向と同様の橋上駅になった。国道を渡る長い通路,3ヵ所設けられた屋内スロープなど,ずいぶん大げさなつくりのように思われるが,上幌向に続いてこの構造が採用されたということは評判が良かったのだろうか。しかし,橋上駅というのは機能ばかり追及しすぎて,まちの顔という点では物足りない。
ホームが3本のほか中線があって待避可能。周辺は大稲作地帯。駅の北東3kmで新篠津村に入る。駅前には農協があって,往時には農作物の積み出し駅として賑わったことがうかがい知れるが,現在では新興住宅街が形成されている。
駅の南10kmに役場のある南幌町は昭和37年まで幌向村を名乗っていた。町制施行にあたり南幌(みなみほろ)と改称し,昭和43年に南幌(なんぽろ)と読み方を変えた。いまでは南幌が南幌向の略だということを知る人も少なくなっている。


旧駅舎 1997.10.12撮影

●見どころ

特になし

豊幌 北海道駅前観光案内所 上幌向