函館本線

岩見沢 いわみざわ 有人駅

2000.12.11撮影
岩見沢市有明町南
明治15年11月13日開業
標高19m  10630人
3面5線
函館より322.6キロ
幌向より5.9キロ
みどりの窓口
500-2335
キヨスク715-2030
隣接JustRoll(700-2300)
2001.3.11下車

●上幌向→岩見沢の車窓

札幌から乗客は降りていく一方の車内だったが,幌向,上幌向から岩見沢へ向かう人たちが乗ってきて,車内は若干賑わいを取り戻す。まもなく右手から室蘭本線が合流する。右手には広大な岩見沢操車場跡を見る。かつては,三笠,美唄,砂川,歌志内,赤平,芦別などから送られてきた石炭列車が集結したところで,ここからさらに小樽港や室蘭港に向けて出発していった。それも今は昔,現在は茫漠とした荒原と化している。

●岩見沢駅


2000年12月9日,私は写真をとるために岩見沢駅に降り立った。駅前では再開発が進められており,駅舎の写真を撮るのはまたの機会にしようと思って,その日はホームの馬の写真を撮った。ところが,そのわずか9時間後,駅舎は全焼した。ショックだった。しかし岩見沢の人たちはもっとショックを受けたことだろう。なんだかんだいって,昭和8年築の旧駅舎はマチのシンボルだったようだ。
幌内鉄道が開通した頃には岩見沢には何もなかったが,駅ができたことにより岩見沢を基点に明治22年上川道路(岩見沢−滝川−旭川間),同23年夕張道路(岩見沢−上志文−栗山−夕張間)が開通。鉄道の敷設も進み,同24年北海道炭鉱鉄道空知線(岩見沢−歌志内),同25年室蘭線(岩見沢−室蘭)が開通し,空知の交通の要衝となった。明治30年に空知支庁が置かれて行政の中心ともなり,現在に至っている。
周辺の炭鉱が閉山になって岩見沢駅もずいぶん寂しくなったが,駅構内は広く,岩見沢運転所やレールセンターなど,拠点駅としての機能を残している。

●見どころ

□あやめ公園

駅前まっすぐ2.5km。168品種,1万2千株,15万本のあやめ,かきつばた,花菖蒲など。緑が丘3。

□大正池[自100]

駅の南東3km。高速道路を越えたところ。大正時代の溜め池,自然休養林。緑が丘。

□絵画ホール(松島正幸記念館)

徒歩10分,7条西1丁目。市ゆかりの松島正幸画伯の作品約100点を展示。

□こぶ志陶芸館

徒歩30分,5条東13丁目。山岡三秋氏(岩見沢市無形分化財)の作品を展示,販売。

□いわみざわ公園

駅から約5.4km。中央バスグリーンランド線でグリーンランド下車または,中央バス万字・毛陽交流センター行でいわみざわ公園前下車。

▽三井グリーンランド

平成元年,北海道21世紀博覧会の開催地。北海道を代表する遊園地。(H1.8訪問)

▽バラ園・はまなすの丘

▽緑のセンター

▽岩見沢郷土科学館

プラネタリュウムもある総合博物館。

□毛陽温泉

中央バス万字・毛陽交流センター行が1時間毎に運行。所要40分,660円。公営温泉スパ・イン・メープルロッジ,平成6年オープン。北欧風建物。美人湯・重曹泉の天然温泉。露天なし。日帰り入浴にもおすすめ。

日帰入浴1100-2000 無休 800円


その他,三笠方面もバスの本数が多く,三笠市立博物館,三笠鉄道記念館(三笠ターミナルで幌内行きに乗り換え)を訪れることもできる。北村,新篠津村へもバスの便があり,それぞれ日帰り入浴に向く温泉がある。

上幌向 北海道駅前観光案内所 函館本線その5