室蘭本線

室蘭 むろらん 有人駅
室蘭市入江町1丁目
明治30年7月1日開業
標高 m  1958人
複線(島式頭端)
長万部より84.2キロ
みどりの窓口720-1840
2030-710待合室閉鎖
キヨスク750-1830(土日祝800-1800)
駅前ローソン
2001.2.18乗車

●室蘭駅

1997年10月に従来の室蘭駅から1.1km東側に移動した。北海道随一の古く大きな駅舎から,小さくシンプルな駅舎に建てかえられたが,まさに悲惨な姿をさらしている。もちろん駅舎に玄関はあるが,駅前広場には入口がない(ように見える)。市役所など中心部へアクセスする利便を図って駅を移転したはずなのに,そちら方面から駅舎に入るには,まるで泥棒が通るような抜け道を通らざるを得ない。そのようなことだから駅も荒れている。ついに20時30分から翌朝7時10分まで待合室が閉鎖されることになった。室蘭ほどの大きなまちで,まだ汽車が動いている時間に待合室に入れないというのは全国でも他に例がないであろう。
駅北側の室蘭港はもともと小樽港と並ぶ石炭の積出港として賑わったところで,線路は国鉄埠頭,中央埠頭をはじめ,西室蘭駅を経て白鳥大橋下の函館ドックまで延びていた。戦後は苫小牧港がライバルとなったが,いまもなんとか北海道の代表的貿易港としての地位を維持している。
室蘭の中心市街も東室蘭のほうに移ってしまったが,室蘭駅周辺には胆振支庁や市役所などの官公庁が集積している。室蘭の基幹産業である製鉄業も衰退気味ではあるが,いまだ市の経済に占める位置は大きく,夕張や三笠,赤平,歌志内など炭鉱のなくなってしまった街に比べれば,まだまだ元気であり,市民自らまちを盛り上げていこうという活気にあふれている。
室蘭港からは室蘭,八戸,大洗,直江津にフェリーが出ている。駅からのアクセスは道内の港の中では最も良いほうで,フェリーターミナルまで駅裏の近道を通って徒歩10分ほど。フェリーターミナルは新しくてきれい。
駅裏の入江運動公園はJリーグのコンサドーレ札幌のホームグラウンドで,試合が行われる時には札幌から臨時列車が運行されることもある。

●見どころ

□旧室蘭駅


明治45年の建物。1997年まで現役だった。1999年3月,文化財建造物に指定。多目的に利用されている。

□港の文学館

駅前の道を右に徒歩10分。市民の協力により設立された文学館。

1000-1700 月祝休 

□測量山(室蘭八景)

テレビ局のアンテナがたくさん立つ山で,駅から徒歩30分ほど。5月中旬に山開き,標高200m。名前からも想像できるとおり,山頂からの展望は360度の大パノラマ。夜はライトアップ,夜景もいい。


以下,白鳥大橋方面。白鳥大橋までは駅から右手に4km。バス利用が便利。

□白鳥大橋

関東以北最大の吊り橋,国内10位。平成10年6月13日開通。通行無料。(H11.4通行)

▽風力発電

国内最大,出力1000kWの風力発電機が設置され,ライトアップに利用している。

□白鳥大橋記念館「みたら」(道の駅)

最近では珍しい箱型の近代建築。(H11.4訪問)

930(11-3は1000-)-2100 無休(11-3は木休)

□祝津公園展望台

白鳥大橋を望む。

□水族館

字を書くトドなど話題豊富な水族館。トドのショーは平日は1300-(木曜は休み),日・祝は1100-1300-

915-1645 4下-10/31開館 300円

□絵靹岬(室蘭八景)

室蘭発祥の地。展望台あり。

□銀屏風(室蘭八景)

夕陽に映えればいっそう銀色に。

 
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