尺別 | しゃくべつ | 無人駅 | |
釧路市音別町尺別岐線 | |||
大正9年4月1日開業 | |||
標高7m | 14人 | ||
交換駅(対向式) | |||
滝川より261.3キロ 直別より4.0キロ |
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2000.8.4下車 |
小さな山越えで,トンネルをくぐる。離農跡を行く。夜行の特急おおぞら13号からは鹿の姿を見ることも多い。尺別の国道沿いには釧路の玄関口としてきれいな花壇が作られているが,列車の車窓から見えないのは残念だ。
原野の中に民家が数軒見えるが,廃屋も多い。傾いた家で何をして暮らしているのかわからないが,利用者は少なからずおり,この駅の存在はこの集落にとって大きそうだ。
尺別は江戸期からある地名で,音別町は大正11年まで尺別村を名乗っていた。往時には駅の土場は木材と石炭の貨車であふれかえったという。また馬産地としても名を馳せた。尺別炭鉱へは大正9年に鉄道が完成。炭鉱は昭和45年閉山,尺別鉄道も同時に廃止となるが,そのとき炭鉱には3456人が住む市街地があった。いまではその跡も認めがたい。
2000年7月14日,釧路500発芽室行の普通列車(5両編成)が尺別駅構内で脱線事故を起こし,2両目までがホームに乗り上げた。1番ホームの釧路寄りにその傷跡が残っている。
特になし。
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