厚岸 | あっけし | 有人駅 | |
厚岸郡厚岸町字宮園町 | |||
大正6年12月1日開業 | |||
標高4m | 862人 | ||
交換駅(対向式) | |||
滝川より355.0キロ 門静より4.9キロ |
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みどりの窓口 620-2240 |
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キヨスクあり | |||
2000.8.6下車 |
厚岸湾に沿って走る。海側の道は国道44号の旧道で,漁村らしい風景が見られる。
駅舎は1972年築のRC平屋建てで味気ない。もと島式ホームだったが,配線はそのままで駅舎側に1番ホームを新設し,跨線橋を渡らなくてもよいように改造された。厚岸駅といえば何といっても駅弁・かきめし(900円)である。森のいかめしや長万部のかにめしと並ぶ名物駅弁である。多くの人は車で訪れて購入すると思われるが,2001年夏には札幌発の夜行特急まりもが根室まで延長運転され,早朝のホームで立ち売りが行われた。
厚岸町は道東屈指の歴史ある土地で,1805年,蝦夷三官寺一つ臨済宗鎌倉五山派国泰寺が置かれた。厚岸港は天然の良好で,江戸期より各方面への航路が開設され,現在は道内有数の漁港となっている。厚岸湾と厚岸湖は水路幅600mでつながっているが,昭和47年に厚岸大橋が竣工して南北の市街地が結ばれ,霧多布に至る同道別海厚岸線は北太平洋シーサイドラインとして観光的にも注目を集めるようになった。
駅の裏手,国道44号に出る前の丘の上にある。徒歩10分ほど。平成6年オープン。「コンキリエ」とはイタリア語で貝の形をした食べ物の意。立派な建物で,レストランやお土産屋がある。(H10.10入館)
900-2200(レ1000-1900,売900-1900) 月休
厚岸大橋方面に徒歩10分,役場の近く。厚岸の歴史を漁業を中心に展示した博物館。
900-1630 月・祝翌休 210円
厚岸駅前−国泰寺のバスを利用して行けるところ
もとはJRバスの路線だったが,現在は釧路バスが運行しており,本数は多い。また本数は少ないが愛冠行きのバスもある。時刻表参照。
現在の建物は5代目。分担区域は,十勝から国後・択捉にまで及び,住職はこれらの島々まで回勤したという。厚岸町郷土館に資料が展示されている。桜名所,300本。近くにバラサン岬がある。(厚岸観光十景) (S63.8訪問)
国泰時の隣。昭和42年開館と町村博物館としてはかなり古い。貴重な資料の数々。(S63.8入館)
930-1600 月・祝翌休,11/16-4/15休 100円
国泰寺から愛冠岬方面へ2km。旧軍施設を利用して昭和26年に開設。
900-1630 5-10開館 月火休 220円
国泰寺から愛冠岬方面へ2km。昭和6年設立,一般公開している。
国泰寺から2km。愛冠岬へのアプローチの途中にある。昭和63年オープン。森がゾーニングされ散策路が整備されているほか,高さ28mの樹海観察塔がある。(S63.8訪問)
国泰寺から3km。前に惹かれてくる若者が多い。厚岸駅でかきべんを買って絶景の愛冠岬で食べるのが定番。ベルアーチ愛冠展望台が新設された。(厚岸観光十景)(S63.8探訪)
国泰寺から1km。筑紫恋キャンプ場への道の途中にある。1799年新潟県糸魚川で建立されたものを移築。
厚岸湖
厚岸湖と厚岸湾はつながっており,その間に厚岸大橋が架かっている。厚岸大橋は駅から2kmほど。
ラムサール条約登録湿地。(H10.10確認)
アッケシソウは1891年に厚岸湖で発見された。サンゴ草とも言われ,今では能取湖のほうが有名になってしまったが,厚岸湖の中に湖に群落があり,9月に赤く染まる。
昭和47年道内初の海上橋として完成。それまではフェリーが運航されていた。(厚岸観光十景) (H10.10通過)
太田屯田兵
バスを利用。太田南までは本数が多いが,ここからだとさらに3〜4km歩かなければならないようだ。
明治23年入植の最後の士族屯田兵。道道14号厚岸標茶線から道道1128号上尾幌太田線が分岐した辺りに記念館がある。
裏返し型兵屋と呼ばれる。
屯田兵が養蚕を試みたことの名残。
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