茶内 | ちゃない | 無人駅 | |
厚岸郡浜中町大字琵琶瀬村字茶内市街 | |||
大正8年12月25日開業 | |||
標高44m | 104人 | ||
交換駅(対向式) | |||
滝川より375.2キロ 糸魚沢より9.6キロ |
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2000.8.6下車 |
じめじめした風景とはお別れして周囲は林となり丘を上る。国道44号とは少し離れて茶内の市街に入る。
映画「男はつらいよ・夜霧にむせぶ寅次郎(1984松竹)」に登場した駅で,駅員がいた当時から見るとだいぶん寂しくなったが,駅舎やホームはそのままである。駅舎には「ノロッコ号折り返し駅」の看板が掲げられており,冬に運転される厚岸湖白鳥ノロッコ号の終点である。駅前には浜中町観光案内図があり,いちおう観光地の駅のようである。
茶内はけっこう大きな市街で店もある。周辺の開拓は遅く,許可移民や第1次・第2次拓殖計画により大正末期から昭和初期にかけて入植者が増加した。茶内駅からのびていた茶内殖民軌道(のちの浜中町営軌道)は北海道最後の殖民軌道として知られ,昭和47年3月31日まで運行されていた。内陸部の開拓に大きな役割を果たし,牛乳も軌道を走るタンク車で運ばれた。
国道へ出て浜中方面へ,駅から5km。牧場の展望,はるか知床,阿寒の山々を望む。(浜中観光十景)
湿原センターまで7km,MGロードはそこから3km続く。霧多布まで行けば温泉もあるし,浜中行きのバスにも乗り継げる。MGロードは霧多布湿原のど真ん中を突っ切っている立派な舗装道路で歩道もついている。北海道の中でも特に北海道らしい風景で,夏休みにはライダーやチャリダーで賑わう。霧多布温泉までは12km,霧多布岬までは15kmとかなり歩かなければならないが,ぜひともおすすめしたいコースである。浜中駅−霧多布温泉のバス時刻は鉄道時刻表に掲載がある。(H10.10通行)
▽霧達布湿原センター
(浜中観光十景)
900-1700(5-10)930-1600(他) 火休 無料
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