宗谷本線

和寒 わっさむ 無人駅
上川郡和寒町北町
明治32年11月25日開業
標高141m 334人
2面3線
旭川より36.3キロ
塩狩より7.9キロ
左5分ローソン
2000.9.1下車

●塩狩→和寒の車窓

塩狩を出ると,峠の坂道を転げ落ちるように走る。線路の両側を防雪林に囲まれているが,うっそうとした感じはしない。和寒まで割とまっすぐに走り,旭川側のような豪快な峠道ではない。やがて視界が開けて市街が見えてくると,和寒到着だ。
上川郡和寒町であるが,これは上川郡比布町の上川郡とは異なる。和寒は天塩国上川郡であり,比布は石狩国上川郡である。他に道内には新得町,清水町を含む十勝国上川郡があり,それぞれ天塩川,石狩川,十勝川の上流にあることを意味している。それはともかく,塩狩峠で国が変わったわけで,車窓風景や街の印象も少し違ってくる。宗谷本線は259.4kmという長い区間の中で,風景のターニングポイントが何か所かあるが,塩狩峠はその一つだと言っていいだろう。この後,美深あたりまでは似たような風景が続く。

●和寒駅

「わっさむ」というのは印象的な響きだが,アイヌ語のワット(楡の木),サム(傍)が転じたものだという。
駅舎は昭和63年築。典型的な内陸の農村の駅で,剣淵,風連や中富良野などと似たような印象。周辺には農業倉庫が残る。稚内行きの特急に乗ると,和寒が宗谷本線最初の停車駅になる。近年まで未舗装のホームが残り,そこに優等列車が停車するのは何となく味わいがあったが,今はかさ上げ舗装されている。3番線の使用は1日1本のみ。
駅内には「乗務員休憩室」があるが,和寒でどういう乗務員が休むのだろうか。この種の新しい駅舎は殺風景なところが多いが,和寒は比較的よい雰囲気。
1997年に降りたときには,珍しく駅で管理している駅ノートがあったが,2000年に訪れたときにはなくなっていた。

●見どころ

□郷土資料館

右徒歩5分。SL・D51がある。冬季休館。

塩狩 北海道駅前観光案内所 東六線