宗谷本線

下沼 しもぬま 無人駅
天塩郡幌延町字下沼
大正15年9月25日開業
標高9m 8人
単線
旭川より207.2キロ
南下沼より1.6キロ
2002.2.9下車

●南下沼→下沼の車窓

国道40号に沿って北西に進む。駅間は1.6kmと短く,歩いてもたいしたことはない。

●下沼駅

幌延−兜沼間は宗谷本線で最後に開通した区間で,下沼から芦川まで大正15年開業の駅が続く。下沼も現在は貨車駅になってしまったが,元は交換駅。駅周辺は見どころが豊富。停まる列車は少ないが,下沼駅,南下沼駅の辺りを1日かけてのんびりと散策するのもよいだろう。
駅前は国道と反対側にあり,国道に出るには少し迂回をしなければならない。ホームは冬でも除雪されており,問題なく乗降できる。

●見どころ

□名山台展望公園

駅の北,徒歩10分。国道40沿い。駐車場から少し階段を登る。木に囲まれ,開放的な眺めは得られないが利尻富士を望む。宮の台に比べ自然度の高い眺めを得られる。国道沿いにあるため観光地化されている。(2000.7訪問)


□パンケ沼

駅前まっすぐ徒歩30分。アイヌ語でパンケトー,これがすなわち「下沼」。赤茶けた色をした沼。手付かずの自然かと思ったが,ここではシジミ漁が行われているそうだ。(2000.7訪問)

▽野鳥観察舎

無人の小屋。常時開放され,中に少し展示がある。

▽パンケ沼畔自然探勝路

途中で木道が決壊しており一周はできない。立見台というのがあって,まったいらな原野が実感できる。花の数は長沼に比べると少なく,乾燥化が進んでいるように見える。

パンケ沼と利尻富士 野鳥観察舎とエゾカンゾウ

なお,パンケ沼から下サロベツ原野のビジターセンターからまでは5km。ビジターセンターまで行けば南下沼駅まで5kmとなる。

南下沼 北海道駅前観光案内所 豊富