歌志内市神威地区盆踊り2004
訪問日:2004年8月15日(日)
場所:歌志内市神威地区
この日は家族で母の実家に墓参りに行ったあと,三笠の盆踊りに向かったのだが,直前に降り出した大雨で中止になってしまった。やむなく奈井江のからまつ園でそばを食べ,お決まりの歌志内コースで上富良野に戻った。
時刻は21時近くになっていたが,道中ではところどころで盆踊りをやっていたようで,自動車の窓を明けると太鼓の音と唄が聞こえてきた。この神威地区の盆踊りはたまたま道路から見えたので,立ち寄ってみたものである。
空知地方で最後まで炭鉱が残った歌志内市も,最盛期の昭和23年には46000あった人口が,いまでは5000人あまりにまで減少している。しかし,盆踊りにはやはり炭鉱町ならではの力強さがあった。この日の踊り手は老若男女20名ほどで,躍動感ある独特の振付をしている踊り手がいたのが印象的だった。
唄は地域の人がかわるがわるにマイクを握り,あまりうまくはないが素朴な唄い方にはかえって胸打たれるものがあった。以下は歌詞の一部であるが,ほかの地域で唄われていない歌詞も多く,若干卑猥と思われるものも含まれている。「姉と妹に……」はべっちょ踊りの歌詞である。
盆踊り動画(3.2MB)
北海名物 数々あれど おらが国さの 盆踊り
高い山から 谷底見れば (瓜や茄子の 花盛り)
(わしと貴方は) 羽織の紐だ かたく結んで胸に抱く
はげた頭に ぼたもちのせて それがほんとの おはげ餅よ
沖のカモメが ○○○○○○○ ○○○○○○○ ○○○○○
盆は嬉しや 別れた人も 晴れてこの世に 逢いに来る
姉と妹に 紫着せて どれが姉やら 娘やら
注:「娘」と唄っているが「妹」の誤りだと思われる
わたしゃ浜っ子 荒波育ち 色の黒いは 親譲り
※「○○○」は歌詞不明,( )内は一般的な歌詞からの推測