4. ニニウ神社雪下ろし
●13:20 ニニウ神社雪下ろし
学校跡から1時間ほどかけて,ニニウ神社前に到着。今年は本来の参道を通って,神社のある丘の上まで登っていく。
雪をかぶった神社は今年も健在だった。
ちょっと触れただけでぐらぐらと揺れる神社。倒れないように押さえながら慎重に雪を下していく。
雪おろしは交代で,皆の手で。
参拝ができるように,まわりの雪も掻き出す。
そして,参拝を行った。
●13:50 雪上相撲
神社横の特設土俵で恒例の相撲大会。
帰りはペンケニニウの林道を通って学校跡に戻った。途中のサイクリングターミナル跡では,買い取ってホテルや老人ホームをやりたいと話す参加者もいた。
ゆっくりと寄り道しながら学校跡に戻ると,集まって何やら掘っている人たちがいた。
職員玄関前にあった「北海道の形の池」を掘り出しているのだった。
三浦綾子の小説『泥流地帯』には,次のような場面がある。
「拓一は,ひょうたんの形の池を掘りたいと言っているが,耕作は,北海道の形をした池を掘ってやりたい。何でも,富良野には北海道の中心の標があるという。上富良野は富良野からそう遠くはない。おおざっぱに言って,上富良野も,北海道の中心に入ると耕作は思う。北海道の形の池は,中心地にふさわしいような気がする」
今日の午前中,ニニウは『泥流地帯』に出てくる三重団体のモデルになっており,「北海道の形の池」は新入小学校の校庭にもあるという話をしたのだが,それを思い出した参加者が,新入小学校出身のIさんの記憶を頼りに掘り出したのだ。
北海道の中のニニウのあたりに立つIさん。