[北海観光節]
小さな旅行記 2003.6.28ほか
あやめヶ原は1988年8月14日以来,約15年ぶりの訪問である。そのときは花もすっかり終わってただの草原だったので,いつか花の時期に訪れたいと思っていた。
あやめヶ原入口。今年のあやめまつりは6/21〜7/6。出店がひとつあっただけで,観光客は多くなかった。
林を抜けると海岸の草原に出る。
遊歩道の突端にある奇勝・チンベの鼻
これがヒオウギアヤメ。まだ少し早かったようで,来週末あたりがピークになりそうだ。しかし来週も晴れているとは限らないし,今日来て良かった。よく咲く年と咲かない年があって,絵葉書のように一面紫に染まる年はめったにないらしい。去年は全滅だったという。
それより馬だ。みんな「アヤメ見るより馬見るほうが楽しいね」と言っていた。私も馬を見る目はないが,一見して非常にカッコいい馬たちだった。結局,馬が草を食べるので花だけ残ってよく育つのであるが,牛と違ってただ食べてばかりではなく,キキーンといなないて集団で草原を駆けていくのは見事だった。
あまり知られていないが,道道123号北太平洋シーサイドラインのさらに海側を行く道が存在する。1998年10月11日以来2度目の通行である。
1車線の簡易舗装道路であるが,さわやかであり,地元の人たちのドライブコースになっている。
途中にピリカウタ園地という公園がある。地すべり対策事業の一環として造成された立派な公園で,ゲートボール場やバドミントンコートがあるが,まったく活用されていない。それでも厚岸観光10景に選定されており,眺めは良い。
展望台 | 手前・小島,奥・大島。小島には昔学校もあったという。 | 床潭漁港。 |
最近まで昭和25年築の古い駅舎が残っていたが,今月新駅舎に建て替えられた。待合室は1.5坪程度の小さなもの。内装は無垢の板張りで,中に入ると木の香りがした。落書きや火遊びにはまったく無防備であるが,大事に使っていけば年々味が出てくるだろう。旧駅舎時代からの駅ノートが残っていたのは嬉しかった。
建築中の様子。旧駅舎よりホーム側に建てられた。
これまで機会がなかったので,ここで桜の写真を掲載しておく。
国泰寺 | 厚岸神社 |
子野日公園エゾヤマザクラ | 子野日公園チシマザクラ |
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