JR釧網本線斜里駅。知床斜里駅も8年前に斜里駅から改名したときは,なぜわざわざ回りくどい駅名にするのかと思ったものだが,いまでは,知床観光の拠点として一段と風格を増した駅になり,たしかに改名効果はあったと思う。
車内は意外と空いていた。夜行列車の特急オホーツクが廃止されたので,鉄道ファンはこの列車に乗ってもどうにもならなくなったからであろう。
網走駅到着。
網走も今日は祭りだったようだ。アーケード街の一角に青春食堂というビアガーデンがあって,まだ飲んでいる人が何人かいた。
とりあえず開いていたラーメン屋で夜食をとるる激辛ラーメン750円。
結局,今回の旅行は往復とも夜行バスを利用することになった。夜行のオホーツクが走っていれば,迷うことなくJRを選んだだろうし,そうすると道東Vきっぷが使えるので往路は特急まりもに乗っただろう。
今夜の札幌行きは2台体制で運行する。それでも寝台車,グリーン車を含む5両編成で運行していた特急オホーツクに比べると寂しい。バスはしばらく前方のカーテンを開放したまま走り,北見発車後消灯した。
座席には頭になじむ枕がついており,至極寝やすい。たしかに旅情には欠けるかもしれないが,寝るだけのことを考えれば,遠軽で座席をがちゃがちゃ回されたり,旭川から半ば通勤電車になってしまうのに比べれば,たしかにバスは快適である。
札幌駅前ターミナル到着。
旅行記終わり。お読みくださいました御志を心より深く感謝いたします。