高砂台は昭和37年に高野観光開発が観光住宅地として開発した地区で,ちょっとした温泉街を形成している。
高砂温泉 | ニュー温泉 |
温泉旅館は高砂温泉とニュー温泉の2軒がある。
中でも高砂温泉の人気は別格で,地元ではテレビコマーシャルでもおなじみである。毎日のように通う熱烈な愛好者も多く,私の地元の上富良野あたりでも,近くに十勝岳温泉や白金温泉など本物の温泉があるにもかかわらず,毎週高砂温泉に通うという人は多い。
温泉といっても沸かし湯であり,施設がかなり古くなってきているにもかかわらず,衰えを知らないこの人気の秘密はどこにあるのか,今日はじっくりと探ってみることにした。
今日も車がびっちりだ。
しかしこの屋上の怪しげなモニュメントは何なのだ。
流れ星 | 高砂丸 |
ロビーの置物
売店 | 食堂 |
電話コーナー
天然ゲルマイオン水 | 観音様 | 不明 |
不思議な置物がたくさんある。
壷 | ライオン |
卓球場。
海生生物 | 甲殻類 | 不明 |
高砂温泉を中心にした旭川のジオラマ。
ジュークボックス | カラオケボックス |
さて,肝心の湯殿のほうはといえば,すごい賑わいだった。少年にお父さん,お爺さん,学生さんなど幅広い年齢層がまんべんなくおり,理想的な湯浴み客の構成である。
すべての湯船は緑や紫の光で満たされ,メインの浴槽の中央には灯台がそびえ立ち,赤いランプが回っていた。滑り台の近くの湯船は少年達がイモ洗い状態できゃっきゃとはしゃいでいた。
パール構造酵素ラジウムブレンド風呂,ライオン肩叩き風呂,ヒスイ天然風呂,色が変わるナイアガラの滝……,まさに「温泉天国」だ。塩素がどうだ,循環がどうだというようなことは,この温泉に浸かっていると,どうでもよいことのように感じられてきた。それだけ人を引きつけてやまない魅力が,高砂温泉にはたしかにあると思った。