今日は上富良野の深山峠でとんとんまつりをやっているので,ちょっとだけ寄っていこうと思う。深山峠に行くにはこのラベンダー号が便利である。
中富良野,上富良野を経て30分ほどで深山峠に到着。紫の花はラベンダーではなくブルーサルビア。
とりあえず,なるべく陽が高いうちに観覧車に乗っておくことにする。
深山峠の観覧車「十勝岳アートビュー」は3年前の開業初日に乗って以来だが,いくつか変化もあった。
平成25年5月よりわんちゃん,ねこちゃんのご乗車が可能になりましたとのこと。未来のことを過去形で書くのはおかしいが,何かの間違いだろう。ペットと一緒に乗れるゴンドラは日本でも珍しいという。
1周は1名600円だが,2周料金というのが設定されているのも珍しい。
さらに珍しいのは防衛省用のボタンが設置されていること。
観覧車は,サンタプレゼントパーク(旧サンバレー遊園地)に設置されていたものであるが,景観に配慮し目立たない色に塗装されている。
ゴンドラにはオルゴールが設置されていた。
眺めの良さでいえば,全国屈指の観覧車だと思う。
峠から沼崎道路を少しだけ入ったところにティディベアビレッジがあるが,現在ほとんどが空き家になっている。農家の廃屋には,離農後しばらく経っても庭に水仙やツツジが咲いていたりするが,ここにはそういう人の暮らしの痕跡すらなくなっていた。やはり土地が自分のものではないというところで人は根づかなかったのだろう。これからは住み替えの時代だといわれるが,田舎で生活していく上で土地を所有するということはその土地に責任を持つという意味でも重要なことと思われる。
さて,とんとんまつりは毎年この時期に深山峠で行われている。
とんとん塩焼きそばは早々に売り切れ。上富良野町商工会のポーク&ビーンズカリーを食べてみた。
めざめの赤カリーといやしの黒カリー。
カレーだけでは少し足りなかったので,ミヤマフードファクトリーで十勝岳ジャンボナンドックを食べてみた。ほかに赤カレーナンドック,黒カレーナンドックもあった。
みやま物産館の中には町内外10名の作家の作品が展示販売されている。その中の一つ,ウッドドールハウスは幼稚園時代に最も親しかった友人のお父さんが定年退職後に始められた工房である。
幼稚園の頃,鉛筆を削ってもらったことが何度かあったが,ナイフでとても格好よく削ってくれた。大人になればだれでもそんなふうにうまく削れるようになるものと思っていたが,やはりお父さんは特別だったのだ。
さて,だいぶん道草を食ってしまったが,ようやく旭川に向かう。
旭川では平和通買物公園が昭和47年6月1日のオープンから40周年を迎えるということで,この週末,記念のイベントが行われている。丸井今井の跡にオープンしたフィール旭川も間もなく開業から1年となる。この1年ほどの間にまちなかにジュンク堂と丸善ができたのはあらためて考えてみると夢のようなことだが,本当に良かった。西武もフィール旭川開業の影響は思ったより少なく,そこそこ検討しているようである。3条の緑橋ビルもこの1年で新規出店が相次ぎ,緑橋通り沿いには空き店舗がなくなった。
今年は7月に旭川エスタが閉店,8月にマルカツがリニューアル。さらに来年から再来年にかけて,駅前広場とバス乗り場の完成,駅南側の北彩都ガーデンのオープンと新しい動きが続く。その中で,駅前の商業施設がどうなっていくか,恐らく誰も予想がつかないと思うが,良い形で変わっていってほしいものである。
アッシュ・アトリウムではNHK旭川放送局が「なつかしの平和通展」を開催。まちなか交流館では40周年記念のパウンドケーキも販売していた。
旅行記終了。読んでいただきありがとうございました。