北海観光節小さな旅行記三箇線で行く鬼斗牛山と突哨山

三箇線で行く鬼斗牛山と突哨山 その3

 

引き続き,お花畑の尾根道を行く。

時折,木に看板がくくり付けられていたが,ほとんど文字は読めなかった。木の名前を記したものだと思われる。

 

10時50分,登り始めて約45分で鬼斗牛山の頂上に到着した。「里山を愛する会」による登頂記録簿があって,冬に登る人が多いようだった。4月に登った人の名前は3人だけ。みんなが記録簿に名前を書くとは限らないが,こんなに花がいっぱい咲いているのにもったいない。

三等三角点「鬼戸牛山」(斗ではなく戸の字が当てられている)のある頂上。遮るものがほとんどなく,眺望は抜群だ。

東鷹栖,鷹栖の水田。

旭川市街方面。煙突の煙が見えるのは日本製紙の工場。

大雪山は残念ながら雲に隠れて見えなかった。眼下の牛が伏しているような山は,これから向かう突哨山である。

頂上には南に延びる尾根に新しそうな道がついていた。案内図にあった道と違うような気がしつつ,急坂を駆け降りる。

林道に出た。

 

100メートルほど歩くと,第2駐車場があった。付近は東鷹栖農業共同組合による「農業後継者の森」になっており,結婚記念植樹がされていた。

さらに300メートルほど歩くと「急坂コース」と書かれた登り口があった。先ほど降りてきた尾根道でも十分に急坂と思ったが,どれほど急なのだろう。案内図からすると,こちらのほうが古い道のように思われる。

黒い森と白い森。どちらもあまり心地よくはなさそうである。

念仏者九条の会による母なる大地の叫び。

上川盆地の辺縁部を行く。

用水路沿いに道があり,500メートルほど近道をすることができた。地図を見るとこの水路は共栄西部幹線用水路と言って,石狩川本流から取水をし,上川盆地の北半分を潤しているいってよい偉大な用水路である。

秋葉神社。地形図には神社のマークがなく,「秋葉神社」と名前で書かれていたので不審に思っていたが,普通の神社だった。

  

ガラス戸の入った本殿のほか,末社のような祠が2つあり,それぞれに照明がついていた。今も祭りや初詣などが地域の祭事として行われているのだろう。

こういう機会でもなければ来ないような,田園の道を行く。ハウスの中には水稲の苗がびっしりと並んでいた。

 

大きな犬がたくさん鎖につながれて飼われている場所があり,めったによそからの人が来なさそうな場所だけに,大変な騒ぎになっていた。鎖が外れないでくれてよかった。

道道鷹栖東鷹栖比布線に合流し,比布町に入る。

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