名残を惜しみつつ函館本線を北上
行程
乗車区間 | 発着時刻 | 交通機関 | 乗車した車両 |
五稜郭 黒岩 |
611発 858着 |
函館本線 長万部行普通列車 |
5両編成,1両目,キハ40-809 |
黒岩 国縫 |
94-発 957着 |
函館バス 長万部行 |
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国縫 北豊津 |
1054発 1100着 |
函館本線 函館行普通列車 |
1両編成,キハ40-809 |
北豊津 長万部 |
1120発 1137着 |
函館本線 長万部行普通列車 |
1両編成,キハ40-835 |
長万部 黒松内 |
1209発 1231着 |
函館本線 小樽行普通列車 |
1両編成,キハ150 |
黒松内 小樽 |
1452発 1800着 |
函館本線 小樽行普通列車 |
1両編成,キハ40 |
小樽 札幌 |
1815発 1848着 |
函館本線 快速エアポート186号 |
6両編成,721系 |
思い出のアルバム
フェリーで函館港に到着。やはり北海道。寒さが違います。青森を出たとき「本日は海上がしけもようのため揺れます」と案内がありましたが,案外よく眠れました。 | |
五稜郭で乗ったときには5両編成だった列車も,途中でどんどん切り離されて,1両編成になって黒岩駅に到着。 | 単調な噴火湾沿いの海岸にあって,珍しい奇岩・黒岩。雪のため近づけませんでした。 |
ワイングラス形の国縫漁港。同行のれんがもち氏は港湾の専門家。日本で数少ない,成功している港湾だそうです。 | 旧瀬棚線が分岐していた国縫駅。非常に味のある跨線橋が残っています。 |
大幹線の函館本線にあって,秘境駅の扱いを受けている北豊津駅。周辺には人家もほとんどありませんが,降りた列車にも乗った列車にも地元客の乗降がありました。 | |
黒松内駅下車。この駅はJR北海道の直営駅なのかどうかわかりませんが,ユニークです。駅員さんは大正時代風の制服を着ていますが,これは駅員さんの趣味でしょうか。マルスはなく,小樽行の切符も出札補充券というのでしょうか,わざわざ手書きで出していました。聞くところによれば青春18きっぷの常備券もあるとか。窓口には「当駅には2種類のスタンプがあります」という張り紙があり,頼んで押させてもらいました。左は昭和47年刻印の年代物です。 | |
最後は黒松内温泉ぶなの森で入浴。洋風と和風の浴場が男女日替わりですが,今日の男湯は和風風呂。 最近の温泉はジャグジーや打たせ湯などがあって賑やかですが,この浴場はシーンと静まり返った雰囲気で,かえって新鮮に感じました。 |
こうして無事旅行を終えることができました。大学3年以来,何度となく東北に行きましたが,釧路に引っ越した今,東北がすごく遠い場所のように感じられます。そして,職業についた今,今度はいつこのような旅行ができるかわかりません。もしかしたら何十年か後になるかもしれません。今はまだ,ついこの間のような気がしていますが,時間がたつにつれて,熱い思い出に変わっていくことでしょう。東北には北海道にはない,あるいは北海道では失われた風景が残っていますが,今度訪れたときにもまた同じ風景に出会えればいいなと思います。(2001.6.3記す)