今回の旅行のテーマは冬ならではの体験をすることである。小樽では今日まで「小樽雪あかりの路」というイベントが行われているので,2時間ほど時間をとって観光することにした。
小樽駅は何度か訪れたことがあるが,じっくりと見たことはない。昭和9年築の名駅舎で,2000年に照明や看板などが改装され,駅舎ができた当時の雰囲気が再現されている。
セントラルタウン都通。北海道弁の垂れ幕に変わって,歴史上の人物を紹介する垂れ幕が掲げられていた。
サンモール一番街。小樽は人口約148000人。北海道の都市にしては珍しく,まだまだ中心街が元気だ。
花園銀座商店街「花銀」。花銀らしく花びら入りのきれいなアイスキャンドルが並んでいた。
花園高架下商店街。日曜の夜にもかかわらず,それなりに活気がある。
寿司屋通り。ここもそれぞれの店先にアイスキャンドルが飾られていた。
小樽雪あかりの路のメイン会場。
今日がイベントの最終日なので,片付け始めているのではないかと心配していたが,スタッフの人たちは最後の最後までアイスキャンドルの補修や,出店の切り盛りに余念がなかった。小樽雪あかりの路は市民の手作りイベントで今年で5回目を迎えるが,本当に手作りという感じで好印象である。夏の小樽よりもむしろ暖かさを感じた。
日本で3番目に敷かれた線路がそのまま保存されている。
運河プラザ横の「湯気の市屋台村」。
小樽運河。
運河横の散策路。2人連れの人たちはキャンドルを持って歩いており幻想的だった。
小樽運河食堂。全国各地の有名ラーメン6店舗が入っている。博多ラーメンの一風堂で赤丸新味を食べた。縮れのない細めんで,舌に触れたとき熱さを感じない不思議な麺だった。780円。
堺町通り。色内大通から連なるこの通りは,歴史的建造物が連なり,観光客に人気があるところである。わたしはこの通りをじっくりと歩いたことがない。今回も夜なので店はほとんど閉まっていた。
小樽というのは札幌の人もあまり訪れないところで,観光客は道外の人たちが比較的多いように思う。小樽の人も,札幌とはちょっと違うぞという対抗意識を持っているようであり,道内の他の都市に比べると,地元の人の郷土に対する愛着が強いように思われる。
メルヘン交差点。蒸気時計は9時になるとメロディーを奏でた。
南小樽駅到着。
南小樽21時21分発の列車に乗り,札幌22時4分着。札幌22時25分発の特急オホーツク9号に乗り継ぎ網走へ向かった。