清水沢駅
先日交換設備が廃止された清水沢駅がどうなっているのかも見ておきたかった。
信号機は腕木が取り去られ,ランプには黒いカバーがかぶせられていた。
窓口は従前通り営業しており,改札も行っていた。しかし近々簡易委託駅となるらしいという話も聞く。
ワイヤーが取り払われ,何となく寂しくなった。
2両編成で到着し,清水沢駅では全ドア扱いだった。
この列車がそのまま楓行きの臨時列車になった。
新夕張駅停車中,車内からサボを交換する駅員。
新夕張からどっと人が乗り込む。朝の列車はわたしと同じ年格好の男ばかりだったが,今度は年齢層もぐっと広まり,乗客の顔ぶれは実にさまざまである。テレビ局の取材陣も乗り込んだ。わたしの向かいには函館からやってきたというお婆さんとお孫さんが座った。いろいろ話もしたかったが,わたしも隣の人も録音をしているので話しができない。録音は多くの鉄道ファンが行っていたが,みな立派なMDレコーダーやICレコーダーを持っており,中には商売人と区別がつかないような本格的なマイクで録音している人もいた。そのようなことだから意外に車内は静かである。列車が発車すると,国鉄チャイムが奏でられ,車掌から一連のアナウンスが始まった。
期間限定音声(2004.7.5掲載終了) 楓行き臨時列車(完全版,MP3,3.7MB,10分00秒) 楓行き臨時列車(ダイジェスト版,MP3,1.44MB,3分52秒) |
楓駅到着。朝の列車にも増してすごい人の波である。新聞報道によれば列車の乗客は230人だったそうである。
乗車証明書。
最高の賑わいを見せる楓駅。
スーパーおおぞら2号が本線を駆けて行く。
1番ホームの駅名板を見に行く人たち。
登川郵便局も商売繁盛?
駅待合室には郵便局が出張してきていて,楓駅廃止記念のセットを販売していた。北海道のふるさと切手が11枚,新夕張駅発行のオレンジカードが1枚,新夕張⇔楓の乗車券,登川局の風景印(図柄は283系気動車!)を押した官製はがき(罫線入り葉書というのがマニアック!),楓駅の写真集が入って2300円。充実の内容である。
ぬいぐるみと一緒に写真を撮る人もいた。
地元住民から運転士に花束贈呈。
ぎゅうぎゅう詰めの車内。
ホームでは新夕張駅長ら多くの人に見送られ,汽笛をポーッと響かせて発車。新夕張到着時には車内から拍手が沸き起こった。
期間限定音声(2004.7.5掲載終了) 最後の車内放送(MP3,559KB,1分23秒) |